No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年12月20日 ゆうじ

この日は焼肉屋さんではなく、お肉屋さんと一緒に"ゆうじ"へ。
勿論お任せなのだが、正肉ではなくホルモン攻めでお願いしてみた。
モツ煮
定番メニューで、食べるたびにホッとする。

小鉢
センマイ刺し、ハツ刺し、ツラミ刺し、ハラミユッケ(塩昆布付)の4つの小鉢が登場。
センマイ刺しは食感が少し悪いが、ハツ刺し、ツラミ刺し、ハラミユッケは圧巻の完成度。

ハツステーキとレバステーキ
いつもより気持ちタレのコクが弱めだが、そんなものを補って余りあるステーキ。
ハツとレバのそれぞれの良さが絶妙に出ている。

ホルモン柳川鍋
たっぷりのコプチャンと牛蒡の組み合わせが良く、何よりコプチャンの旨みが染み出た出汁が最高の出来栄え。

ホルモン盛り合わせ(塩ダレ)
ミノ、タン、シマチョウ、スイゾウの盛り合わせ。
ミノは梅肉のソースで上品に食べるが、シコシコとした素晴らしい食感。
タンは非常にミルキーな旨みが感じられる。
シマチョウは、脂の甘みを際立たせる塩加減の絶妙さに感服させられる。
ぷるぷるのスイゾウは至極の食感。

ホルモン盛り合わせ(醤油ダレ)
コリコリ、ガツシン、フワ、シキン、ギアラ、ヤン等がそれぞれの食感や味わいを主張しているが、それらをまとめる醤油ダレの存在なくして、この盛り合わせは存在できない。
これ以上でもなく、これ以下でもない絶妙なタレの存在は、そのお店のレベルを表している。

ホルモン盛り合わせ(甘辛味噌ダレ)
ホルモン、ミノサンド、ギアラを甘辛味噌ダレで。
脂と味噌ダレを炭火にあてることで生まれる香ばしさと、ホルモン自体の甘みのマリアージュがハイレベル。

ホルモン盛り合わせ(タレ)
お任せは一通り食べ終わったのだが、どうしてももう少し食べたくて、ゆうじさんに無理なお願いを。
コリコリ、ハラミ、テール、ミノサンド、ツラミ、シマチョウ、シビレ、ギアラ等をタレで。
甘みがあるのだが重くなく、すっきりとしたタレで、次から次へとホルモンが胃袋へ消えていく。
これのタレも本当に旨い。

ホルモンそのものの鮮度だけでなく、その素材の良さを100%引き出す技術。
ゆうじさんのお任せに身を委ねた夜、なんと心地よい気分なのだろうか。