No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年3月12日 BEEF MAN

今回新規開拓してきたのは、2013年3月6日六本木にオープンしたばかりの"ビーフマン"。
このお店は元スワローズの岡本さんと元ベイスターズの橋本さんのお店のようで、野球関係者の中では有名なのだろうか、オープンしたばかりにもかかわらずお客さんで賑わっている。
これも岡本さんをはじめとするスタッフの方々の人柄と旨いお肉の力であろうか。
初めてであり、1人での訪問だったので予算を伝えてお任せで対応してもらった。
ちなみに予算は5,000円。
まずはタンとハラミから。
どちらも味の弱めだが、食感はしっかりとしている。


続いてこの日のオススメというシンシンとランプ。
このシンシンが力強い旨みを持ったお肉で、噛み締めるたびにお肉本来の味わいを感じさせてくれる。
勿論ランプもなかなかの上物。


さっぱりとした赤身の次はカルビという流れで上カルビと特上カルビ。
風味や水分量的には、寝かせ方が短めな感じだが、お肉自体のポテンシャルは高そうだ。


正真正銘の純但馬の神戸牛の雌を使ったサーロインしゃぶ。
最近流行のすき焼き風で卵をつけて食べるのだが、お肉とタレ、卵のバランスがあまり良くないのが勿体無い。

最後はお店一押しのマッスルホルモン。
網から鉄板に代えて、コプチャンと玉葱を一緒に焼いていく。
コプチャンと玉葱の甘みがしっかりと感じられる一品。


失礼で申し訳ないが、最初、元野球選手が始めたお店ということであまり期待はしていなかった。
そして正直な感想を言わせてもらえれば、お肉のカットや味付けに感じてはまだまだ改善の余地は多い。
ただ、使っているお肉は間違いなく本物。
上質な和牛を追求している人ほど、そのことに気付くだろう。
そして店主である岡本さんの人柄。
懸命に接客している姿は間違いなく焼肉男そのもの。
今度はもう少しお店の真髄が味わえるようなフルコースをお願いするために近々再訪する予定。
カットや味付けについても変化があれば嬉しいところだ。