No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年2月20日 ゆうじ

焼肉・ホルモン好きで知らぬ者はいないであろう"ゆうじ"は、渋谷の東急ハンズの裏手の路地にひっそりと佇む。
店主である裕師さんは鮮度が高く上質なホルモンを豊富に仕入れ、素材の良さを出し切るように時間を惜しまず丹念に下処理、そして素材の味や食感といった特徴にあわせたカットや味付け、さらには一般的な焼肉・ホルモン焼き屋さんでは見られない様な独創的な肉料理で世の肉好きを魅了し続けている。
モツ煮込み
甘みが強いが、それが重いわけではなくスッキリとしている。
滋味深い味わい。
満足度 4

ハツ刺しとハラミ刺し
コクがあって甘いのだが、素材とケンカすることのないタレ。
むしろこれが鮮度抜群の素材を引き立てる。
満足度 4

ハラミのタタキ
まず火入れが絶妙で、表面はカリっと中はジューシーで適度な噛み応えと旨みが最大限放たれる状態に仕上がっていりる。
そして大根おろしが入った醤油タレがまた異常に旨い。
満足度 5

レバ
鮮度抜群のレバをニラ、甘辛の醤油ベースのタレと一緒に鉄鍋に投入。
軽く色が変わった位が食べ頃で、レバ自体の甘みだけでも感動レベルなのだが、言葉で表現できないこの濃厚なタレの存在が大きい。
今まで食べたレバ料理で最高の調理方法かも。
満足度 5



ハネシタ
ハネシタはネギと一緒に鉄鍋へ。
肉の甘みを引き立てるネギの旨さにも感謝。
満足度 4


ホルモン盛合わせ
部位毎に違うカットの種類豊富なホルモンを見事にまとめ上げる魔法のタレ。
素材はもちろん主役だが、このタレも主役になれる器。
このありきたりなホルモン盛合わせに、他店では決して味わえない"ゆうじ"だけの技術が集結している。
満足度 5

タンしゃぶ
一口飲んでホッとするような極上の出汁でタンのしゃぶしゃぶ。
ネギとワカメの組み合わせも抜群の出会い。
満足度 4


"ゆうじ"の素晴らしさは勿論アラカルトでも十分過ぎるほど感じることができる。
だが、"ゆうじ"の真の凄みを感じたいのであれば、ぜひお任せでお願いして欲しい。
そして通えば通うほど、お客の好みや今まで食べた内容から、裕師さんはお任せの内容をアレンジしてくれるのだ。
それはさしずめ『肉のオートクチュール』と言える。
自分の肉人生の中に"ゆうじ"で過ごせる時間があることに感謝したい。