No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年5月21日 焼肉 名門


人生2度目の"名門"。
そして人生2度目の絶倫コース。
店主・中村さんは当然仕入れからこだわる。
厳選して仕入れた中からさらに良い部分だけを選ぶ。
そして中村さんはお客さんも選ぶ。
仕入れた中のほんの一握りしかない最高の部分を食べれるお客さんは"名門"の常連レベルによる。
これはお客さんを不当に差別するという悪い意味ではなく、仕方ないと納得せざるをえない。
何故なら全てのお客さんに出したくてほんの一握りしかないのだから。
出したくても出せない。
そして常連さんには食べさせたい。
こういった事すらあっさり公言してしまうのも中村さんの魅力だろう。
私の"名門"初体験は、絶倫コースをオーダーできる方に電話予約をしてもらっての絶倫コースだったので残念ながらアラカルトでのオーダーは経験がないが、もちろん普通の部分だって旨いはずだ。
これだけ仕入れを厳選しているのだから。
ちなみに今回は『超』の付く常連さんに連れて行ってもらったのだが、前回の絶倫コースを遥かに凌ぐコース内容に、終了後は中村さんに疲労が見られるほどにしゃべりも絶好調であった。
とにかく凄かったとしか言えない絶倫コースの臨場感はお伝えできないが、食べたものは真面目に報告させて頂きます。
韓国海苔
海苔の下からは素敵なコメントが。
『春ですね!
三人の日と書きます。
by キャンディーズ
キャンディーズ世代ではないので、正直よく分からなかったのだが、中村さんのしゃべりに圧倒され笑ってしまう。

ハツ刺し
むっちりとした歯応えとほのかな甘みが鮮度抜群の証。
山葵醤油との相性も完璧。
満足度 4

センマイ刺し
通常お店で見かけるセンマイ刺しとは全くの別物。
センマイの中でも最も肉厚な部分で、ヒダはピーンと張っている。
生の蛸を彷彿させる食感。
満足度 5

テール
ホロホロにほどける様な食感のテールで肉の味もしかっりしている。
満足度 4

キムチ
ここでも中村さんの有難い解説が入ったのだが、野菜類については残念ながら失念してしまった。。

カクテキ

ナムル

炙り
ユッケ状のお肉は炙ってから食べる。
満足度 4

レバ
トロリとした恐ろしく滑らかな舌触りで、コクと甘みが強烈。
ここまでのレバに出会ったのは久しぶりだ。
満足度 5

タン
以前の絶倫コースではタン芯を薄切りで食べたが、驚くことに超の付く厚切り。
醤油の香ばしさをまとい旨みが際立ち、最高の歯切れを演出する最上級のタン元。
満足度 5




ガリ
1本そのままのサガリを焼き上げ、『わさびピンクのサウスポー・・・・・』と定番の歌を歌いながら山葵を塗りつける中村さん。
その迷い無き姿勢にリスペクトの想いが・・。
もちろんサガリは旨い。
満足度 4



ハラミ
適度な抵抗をしながら千切れる肉繊維からは濃厚な旨みの肉汁が溢れる。
食感、香り、旨みといった全ての要素に文句のつけようがない。
これほど分厚いハラミを絶妙に焼き上げる中村さんの技量にも驚く。
満足度 5




脂付きハツ
刺身で食べた場所よりも食感がしっかりとしていて、脂のすっきりとした甘みが感じられる。
満足度 4

和菓子のような美しさを放つシマチョウ。
ふわふわの脂に恐ろしく歯切れの良い皮の旨さが秀逸。
満足度 4

ミノ
下品な解説と共に焼かれたミノの肉厚具合といったら何とも言えない。
ザクザクとした食感の中にほのかな甘みが香る。
満足度 5

三角バラ
網目状の芸術的なサシが入ったカルビの王様・三角バラ。
大根おろしとの相性は抜群で、脂の質自体が良い。
満足度 4


ロース芯
肉色に赤みが濃く、水分も少なめで経産っぽいロース芯。
あっさりとした脂も食べやすいが、何より赤身のしっかりとした奥深い味わいがある。
満足度 4


スーパーホルモン
1m程のコプチャンを味噌ダレで。
濃厚なタレの甘みと香ばしさがコプチャンの甘みと馴染んで旨い。
一番驚いたのがカメラの前でスーパーホルモンを持って微動だにしない中村さんに対して。
満足度 4



アロマテラピースープ