No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年4月4日 神戸焼肉 かんてき 渋谷店

渋谷駅の井の頭線乗り場近くはちょっと怪しげなお店が立ち並んでいるが、そんな路地裏の『夜のお道具屋さん』のすぐ近くに"かんてき"という焼肉屋がある。
日暮里にあった"かんてき(房家)"とは違った系列で、以前は本店が神戸にあったという。
神戸の太田さんの太田牛を中心に神戸ビーフ・但馬牛も扱う。
スターターとしてはセンマイ刺しはマストだろう。
シャキシャキの食感と瑞々しさが肉欲に飢えた胃袋を更に刺激してくれる。

炙り牛刺しは、サシの甘みだけでなく、肉の味が舌の上で回り出すようだ。


今までであれば間違いなく刺身で食べてしまうようなピカピカのレバ焼き。

この日おススメされた焼きはミスジ、イチボに一本カルビ。
どれも肉の旨みがしっかりと感じられ、それぞれの部位の良さが前面に出ている。
ミスジ

(イチボ)

(一本カルビ)

一緒に食事した女性と道玄坂の休憩所まで確実に辿り着きたい方は絶対にしゃぶしゃぶを食べて欲しい。
角型ロースターに鍋を乗せる不安定さが、まず女性の気持ちをハラハラさせる。
そこに登場する美しい薬味、そして満を持して運ばれてくる肉を食べれば、ウットリとしてしまう事しか出来ない。
しゃぶしゃぶすることで肉の香りが立ち、眠っていた旨みが顔をのぞかせる。
もちろんこれを食べてしまえば女性の心も最高潮だ。



(クリミ)

ミスジ

(ササミ)

(クリ)

(タテバラ)

(三角)


最後はタレの焼肉で〆る。
(ハラミ)

(三角)

そしてたたきポン酢も。

渋谷と言うと"ゆうじ"一辺倒であったが、まさかこんなに素晴らしい焼肉屋があるとは思ってもみなかった。
今回はちょっと夜の要素を盛り込んでしまったが、これほど旨い焼肉なので、肉好きが重宝するのは間違いない。
もうすぐ肉料理をふんだんに食べられるお店をすぐ近くにオープンさせるようなので、こちらも待ち遠しい。