No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年10月13日 好楽園

神奈川県川崎市を走るJR南武線
都内在住の方には縁がないだろうが、横浜市に長く住んでいた身としてはめちゃ親近感がわく路線だ。
焼肉好きという視点から見れば南武線は“北京”のテリトリー。
そう、食べ終わる頃には化調で舌が痺れるというあの名店だ。
そんな南武線の矢向にとんでもない焼肉屋が存在した。
50年以上営業しているというお店はお世辞にもキレイとは言えない。
しかし注文したお肉を食べるとその素晴らしさに頭の中が真っ白になる。
タンは豚のみ。


ハラミはタレで、肉汁とのマッチングが最強。


カルビ(極上)はリブロースの芯。



マキカルビはリブロースの巻き。


カルビ(上)はリブロースのカブリ。


ロースは謎w

ミノはシャキシャキの凄い食感。

シマチョウとギアラ。

レバー。

とにかくリブロース系3種類が特にヤバい。
お代わりしたリブロースの芯も圧巻。

お肉もホルモンも冷凍は一切なしで注文が入ってから1枚1枚手切りされる。
最初の1口目はあまりのニンニクの強さに目が覚めるタレだが、2口目からはその旨さの虜になっている。
今まで積み上げてきた私の焼きを全否定するおばちゃんの焼きは必見w
おばちゃんは、焼いた後は食事中の我々の隣で一服し出す破天荒さも持つ。
しかしあまりの焼肉の旨さに、おばちゃんの接客は心地よいスパイスにしか感じられない。
腹一杯食べて1人5000円というのも奇跡。
こんなに素晴らしい焼肉屋があったことを知らなかったなんて。
位置付けとしては神奈川の“金竜山”と言っても過言ではない。
川崎の奇跡に遭遇した夜。