No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年12月26日 よろにく

クリスマスも終わり、街が静けさに包まれ出しても私は熱くなっていた。
VANNEさんが繰り出す肉料理の数々。
興奮が止まらない。
前日、前々日と世の中の男女の生み出した熱とは比べ物にならないそれを”よろにく”で感じてしまった。
タンの手巻き寿司
叩いたタンは独特の食感が消えていて、独特な甘みだけが際立って感じる。
これが手巻き寿司としてのバランスをより高めている。


肩三角炙り
ユッケダレのような甘みの強いタレで揉まれた肩三角をさっと炙る。
サシの甘みではなく、肉から漏れる甘みとタレとが馴染むと至福が訪れる。

センマイ刺し
シャキシャキのセンマイは前菜としてはなくてはならない存在感を放つ。

タン元
VANNEさんのお遊びで、”やまがた屋”インスパイアとしてタン元の上下カットバージョン。
これは真似しちゃいけません(笑)




厚切りシンシン
純但馬血統である三田牛のシンシンを厚切りで。
噛んだ瞬間に溢れる肉汁には血の濃さが感じられるほど。
牛肉の旨さが詰まっている。



シンシンのトリュフかけ
同じ三田牛のシンシンを軽く炙り、そこにトリュフを削るというシンプルなメニュー。
だが、その味わいと香りは幾重にも旨みが重なった複雑なもの。
噛むという行為が至福をもたらしてくれる。




シンシン
シンシンはタレ焼きでも。
“よろにく”の甘目のタレでも肉の味は消えない。

ツチノコ
何度食べても抜群の安定感。

ヒレロッシーニ風サンド
片面焼きしたフィレミニヨンにフォアグラ、たっぷりのトリュフを削り、セントルのパンでサンド。
これが旨くないはずはないのだが、想像を遥かに超える問答無用の旨さ。




ミノ
箸休め的なミノ。

シルクロース
長い間”よろにく”でスタメンを張り続ける名プレイヤー。
圧巻の完成度。


サーロイン
初期の”よろにく”で出ていた厚切りのサーロインを久しぶりに。
これは贅沢にサンチュ巻きにして頂く。



コプチャン
珍しいコプチャンは出汁でさっぱりと。

ヒレカツ
最近ヒレカツを食べれるお店が増えてきたのは非常に嬉しい。
しかしながら、ただヒレを揚げただけというお店もあるので、少しでも”よろにく”のクオリティを目指して欲しい。




シルクロース茶漬け
最近の〆は素麺ではなく、このシルクロース茶漬けが外せない。
融点の低い薄切りサーロインに熱々の出汁をかけることで、出汁全体に和牛の旨みが広がる。
また出汁自体も焼肉屋さとは思えないハイクオリティなのだ。



石焼きハラミビビンバ
〆の2品目。
ふんだんにハラミが放り込まれた究極の石焼きビビンバ。
アクセントとなる食感、石焼きで引き出されるハラミの旨み、感動的に旨い。


男二人。
肉愛に満ちたコースにウットリする事しか出来なかった。