No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年10月30日 炭火焼肉 なかはら


“うかい亭”の重鎮の焼き手の方々と勉強会開催。
場所は正肉の最高峰のひとつ"なかはら"。
鉄板と炭の違いをどうクリアするのか。
興味が尽きなかった。
生ハム
インパクトはそれほど強くないが、程よい風味が食欲をそそる。

ユッケ
生肉だからこそより強く感じる甘み。
赤身の強い部位だが、柔らかで上品な仕上がり。

幻のタン
インパクトの強い”なかはら”の塩ダレだが、それを遥かに上回るタンの旨み。
サクサクの食感もより気持ちを高ぶらせる。


サラダ

サーロイン
肉の味、脂の質、駆け引きの無い直球勝負がこのサーロインで行われる。
見た目には凄いサシだが、口に中では重たさを一切感じさせない。


ハラミ
熱々の肉汁が口の中で吹き出すようなジューシーさ。
噛むほどに幸せとは何か、を教えてくれるようだ。

ブリスケ
大判のブリスケらしく、ボリューム満点の食べ応え。
肉汁と塩ダレが見事に絡み合う。

シンシン
滑らかな舌触り舌触りと味わいの深みが共存している。

ザブトン
一般的に肉としての旨みという点ではあまり強くないザブトンだが、”なかはら”のザブトンは旨みが強い。

シマチョウ
脂をカリカリに焼くことで、純度の高い甘みが残る。
皮目の歯切れも素晴らしい。

ミノ
分厚いミノも歯切れが良い。

牛丼
あっさりとした牛丼で、肉の甘みが活きている。

ヒレカツサンド
ヒレの繊細さをより際立たせるのがヒレカツの衣。
そしてそれを挟むパンがふくよかな食感を生み出す。

鉄板で火入れを極めた焼き手は、炭火でも遜色ない見事な火入れを実現した。
理を追求した匠だからこそだろう。