No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年2月21日 ジャンボ 本店

ジャンボは本当に不便な場所にある。
しかし、行かずにはいられない場所でもある。
実は前回、無理言って予約を入れてもらった関係で一時間一本勝負だったのだが、途中タイムアウトで涙を呑んだのであった。
リベンジに燃える今回はしっかり2時間の予約を取り、焼き前にはジムで一汗流した。
準備万端である。
表参道でツレの車に乗り込む。
今日は車なので、全身から立ち上る焼肉臭による周りの視線に耐える必要はない。
これでいつも以上に気合が入った。
ジャンボの並ロースのCPはかなり良いと思う。
しかし、私は並ロースは頼まない。
滅多に並は頼まないのだ。
別にお金が余ってるわけじゃない。
どんなに焼肉が好きでも、一生のうちに焼ける回数は限られている。
私は通常の人より食べる量が多いと自負しているが、それでも一回の焼きで食べられる量には限度がある。
だからこそ、並でお腹を埋めるのが勿体ないのだ。
満腹になるなら、極上Meatでお腹をいっぱいにしたいのである。
並と言えば、昔、人に言われた事がある。
「いい焼肉屋は並が安くて美味しいところだよ。お金さえ出せばいい肉なんて何処でも食べれるし。」
言いたい事は分かるが、本当にそうだろうか?
沢山お金を出したって美味しいMeatが食べれるとは限らない。
金額なんて人によって価値が違うものだし、自分が払える金額で美味しいMeatを食べればいいと個人的には思ってる。
だから、今回も並は頼まない。
ということで、レバ刺し、上タン、ハツを食べて、すぐに裏突入である。

まず、うわみすじ、かいのみ、とも三角を注文。
今回のかいのみはまずますと言ったところ。
うわみすじは甘い脂がトロリと口で蕩ける。
やっぱり旨いな〜、と言っていると、とも三角が運ばれてきた。
白い。
真っ白なMeatが登場した。

大将の指示通り3秒焼きで口に入れると、一瞬で消えてしまった。
我を失ってご飯を掻き込んだ。
こんなとも三角初めてだ。
この1枚で篠崎まで来た甲斐があった。
次は、ジャンすき、みすじ、ざぶとん。
ジャンすきとは、ジャンボのすき焼きの略である。
大判のもみダレたっぷりのリブロースを軽く焼いて、卵に付けて食べるのだ。
極上リブロースだったのでかなり旨かったが、個人的にはもみダレじゃなくてすき焼きの割り下の方が好みだ。
みすじは相変わらずの旨さ。
最後はざぶとん。
焼肉界の横綱である。

やはりこれも旨い。
みすじでご飯を食べきってしまった自分が恨めしい。。。
やはりジャンボは遠くても通いたくなる名店である。