No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年6月27日 スタミナ苑

平日に休みを取る機会があった。
しかも、焼き仲間の一人も休みだという。
こんな機会を利用しないはずはないだろう。
向かった先は、数年ぶりの訪問となるスタミナ苑。
ネイチャージモン級に一番に並んでしまった。
まずは上タン。
これが柔らかさが素晴らしく、旨みも十分、しかも塩味も絶妙。
さすがスタミナ苑と思わせる一皿である。

スタミナ苑にはレバ刺しがないので、あぶりレバ塩を注文。
あぶりレバ塩は、一応焼いて食べることになっているが、焼き時間が短ければ短いほどレバの甘みが口に広がって旨い。

ここで登場したのが、ミックスホルモン。
ミックスホルモンには、ギアラ・ホルモン・ハツ・センマイ・コブクロが入っている。
見た感じでは、以前に来た時ほどの艶や輝きが感じられなかったが、焼いて口に放り込んでみると、やっぱり旨い。
ただ、数年前の記憶ではもっとすごかったような気もするんだが。
これは、また来てみないといけないだろう。

美しいサシが入った特上ハラミが置かれると目を奪われた。
これが旨くないはずないじゃないか!
じっくりと焼いてから食べると、ジューシーで肉繊維が口の中でほどけていく。
このハラミは旨い。
この時点で特上ハラミのお代わりを心に誓ってしまったほどだ。

このハラミの柔らかさを一瞬で抜いてしまったのがヒレ
ヒレはタレで提供されたにもかかわらず、赤身の旨みをすごく感じるし、柔らかさが半端じゃない。

もう一つのタレは特選上カルビ。
圧巻のサシとボリュームで、ご飯を食べずにはいられない。

とにかくすごかったのは、特選上ロース。
サーロインの脂身を丁寧に落とし、筋も全てカットされている。
究極の贅沢である。

4面を焼き固めて噛み付くと、厚さを感じさせない柔らかさ。
旨みも最高だ。
こんな贅沢なサーロインを食べれるのはスタミナ苑以外思い付かない。

数年ぶりのスタミナ苑で感じたのは味付けの良さ。
塩味、タレ共に非常に旨い。
肉質の良さは言うまでもなく、肉の仕込みも恐ろしく丁寧だ。
そして、接客の素晴らしさに今回新たに感心した。
自分のテーブル以外にも、他のお客さんに対する接客を見ていても、非常に気持ちが良い。
これであれば、連日これほど混むのも納得である。
これから東京のはずれに何度来ることになるのだろうか。