No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年8月20日 松阪牛肉焼 つる屋

仕事の後にジムで汗を流すのは非常に心地よい。
120キロのベンチプレスで筋肉を酷使したせいか、お肉が食べたくてしょうがない。
ジムから歩いていけるつる屋に電話すると、一人でもOKとのこと。
久しぶりのカウンターに座って特選系を中心に注文すると、店主から一人でも特選松阪牛コースの対応をしてくれるとの嬉しい提案があった。
まずは牛刺しから。
ちょっと切れ端のようだが、まぁ旨い。
ただ、くにもとの赤身刺しには全く及ばないのが現実だろう。
キムチ、ナムルの後に出された焼き物の盛り合わせ(特選ヒレ、特選サーロイン、極上シンタマ、極カルビ)にはちょっとガッカリ。
特選ヒレは以前食べた時とは比べ物にならないくらい情けない姿。
端っこで姿は美しくなくとも、食べた時の旨さは格別。

サーロインはそこそこのサシでそこそこ旨い。

何故か分量的に一番多かったシンタマも、まぁ旨い。
ただ赤身だとやはりくにもとと比べてしまう。
残念ながら、まだまだだろう。

カルビには唖然とした。
ただの切れ端じゃないの?と思ってしまうような小さな肉片。
味は普通。

唯一満足するレベルにあったのは松阪牛ではないコプチャン

これで特選松阪牛コースなのだろうか。
これは一人での来店だから!?
以前の特選松阪牛コースはそこそこだと思っていたが、今回は過去最悪。
また個人的に、詳しくは書かないが、出てお肉以外にも店主の商売の計算がすごく感じられ残念だった。
その為、くにもとやよろにくのようにお客さんに美味しいものを食べてもらいたいという気持ち・姿勢が前面に出ているお店と比べると、あまり気持ちの良い食事は出来ない。
どんなお店でも常連には良いものをだすだろうし、私も(自分では)常連と思っているお店ではたまにサービスなどもしてもらう。
ただ、そういったお店は儲からなさそうな客だと判断しても手抜きは一切しないだろう。
そんなお店だからこそ、何度も通いたくなるのだ。
お店を出た後、雨の中を駅に向かう道中、非常に悲しい気持ちだった。