No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年10月23日 よろにく

今一番好きな焼肉屋さんであるよろにくを訪問。
今回もお任せでお願いしたが、オーナーであるVANNEさんより今回はお肉の種類が少ないとのこと。
まぁそれでも十分満足できるだろう。
まずは2種類の牛刺しから。
内モモは柔らかで赤身の旨さを感じる。

もうひとつはトモサンカク。
見た目からして、私の心を躍らせるほどの美しさ。
こちらは内モモよりも脂の甘みが強い。
脂好きの私の好みはやはりトモサンカクだろう。

焼き物は厚切りのヒレから。
VANNEさんの超弱火での焼きによって、絶妙な仕上がりだ。
一切れ目は両面焼きで、二切れ目は片面焼き。
どちらの旨いし、違った食感を楽しむ事ができる。

続いて運ばれてきたのは、塩系のお皿。
中身は、上タン、ハツ、ハラミ、カイノミ。

上タンは、よろにくで普段食べる中では薄切りの部類だが、一般的には薄切りではない部類だろう。
ジューシーで歯応えが素晴らしく旨い。
サッと炙る程度で食べるハツは相変わらずの旨さ。
ハラミはもう少し厚切りの方が肉汁を閉じ込めやすくて好みだが、しっかりした旨みがあって上質なハラミという事が伝わってくる。
この肉繊維を断ち切る時の抵抗と、溢れ出てくる旨みが私は好きでならない。
カイノミは VANNEさんのオススメの片面焼きで。
生の面を外側にして巻くのだが、汗のように表面に浮き出てきている肉汁が非常に旨い。
塩系に続いてタレ系のお皿が登場。
中身は、肩三角、シンシン、ササミ、ミスジ、三角バラ。

肩三角は赤身部分の旨さが際立っていて、しっかりした旨さを感じる。
シンシンはいつも通りの旨さ。
個人的にはサシ多めが好きだが、肩三角やシンシンの赤身の旨さも捨てがたいと感じてしまう。
ササミは非常に食べ応えがあるというかジューシーで旨い。
おなじみのミスジは相変わらずの旨さだ。
柔らかな食感とお肉の甘みが本当に素晴らしい。
あと2枚か3枚食べたいと思うのは私だけだろうか。
タレ系のお皿が運ばれてきてからずっと気になっていたお肉がある。
脂でテカテカに光っていて眩しい。
それが三角バラだ。
バラはサシが多いが、若干筋っぽく感じることもあるが、この三角バラの蕩け具合はそんなもの微塵も存在しない。
甘い脂で口の中が癒される。
続いて登場したお皿にはサーロイン(厚切り)、サーロイン(薄切り)、巻きの3種類。

サーロイン(厚切り)のいつも通りの旨さ。
最近は、厚切りよりも薄切りのサーロインの方が好きなのだが、薄切りのサーロインは付け合せの野菜を包んで食べる。
これが旨い。
付け合せの野菜の中のミョウガが何とも言えない。
私の大好きな巻きは、今回はタレではなくポン酢で。
これが意外(?)に旨いのだ。
ただ、タレでも食べたかったなぁというのが正直な感想。
ここでVANNEさんが私のお願いを聞いてくれて、タレの巻きも出してくれた。
やはり旨い。
ポン酢で食べるのも旨いが、タレの巻きは最高だ。

タレの巻きの後は、コプチャンとミノサンド。


こちらもよろにくの定番だが、相変わらずの旨さ。
ただ、コプチャンの脂の煙で目でやられてしまったが、コプチャンのこの脂が旨いんだよなぁ。
かなり満腹かなぁと思っている時にだしてもらったのがユッケ丼。
このボリュームがすさまじい。

これで満腹度の限界まで到達してしまった。
だが、素麺も食べるか聞かれた時に、つい『はい』と答えてしまうのだ。
満腹で食べる素麺だったが、美味しく感じてしまうのがすごい。