No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年12月4日 よろにく

ある焼肉屋さんの店長とよろにくに行くことになった。
これは初めての経験だが、プロと同席というのは非常に楽しみであった。
注文はいつも通りVANNEさんにお任せ。
刺身系のお皿はイチボの手毬寿司、タテバラの握り、ユッケの軍艦巻き、ユッケ、レバパテ。

イチボの手毬寿司も旨かったが、個人的に好きなのはタテバラの握りだろう。


焼き物の最初はシャトーブリアン(厚切り)。
いつも通りの超弱火でVANNEさんが焼き上げてくれる。
両面焼きと片面焼きの両方でシャトーブリアンの芳醇な旨みを堪能。

塩系のお皿はタン元、イチボ、カタサンカク、そして塩を振りかけたミスジと塩ダレのミスジ

タン元はいつもながら旨みの詰まった上物。
このレベルのタンを食べてると凛で満足できなくなるのも仕方ないか。。。

塩を振りかけたミスジも塩ダレのミスジも旨いが、個人的には塩ダレの方が好み。
ただ、ミスジは薄切りでタレで食べるのが一番好きなのだが。

タレ系のお皿はハラミ、ランボソ、ザブトン、ミスジ

よろにくでハラミをタレで食べるのは初めて。
しっかりした肉汁が旨いが、厚さやカットを考えると、個人的には塩ダレで食べるの方があっている気がする。
久しぶりのザブトンは一口ご飯を包んで食べるが、これは至福の旨さ。
蕩ける脂と赤身の甘み、そしてタレとご飯の組み合わせが最高。
やはりザブトンを食べるならジャンボかよろにくだろう。

タレのミスジは私の大好きな薄切り。
ミスジの赤身の旨さがタレの甘みに負けることなく、その柔らかさが更に旨く感じさせる。
ザブトン同様、極上の味わい。

毎回驚きと感動を味わえる焼き物の3皿目はリブロース(厚切り)、リブロース(薄切り)、巻き、そしてシャトーブリアン(薄切り)。

厚切りのリブロースの柚子胡椒で。
厚切りであるにもかかわらず簡単に噛み切れる柔らかさとジューシーな旨みが心地良い。

薄切りのリブロースのモミタレがかかっているが、野菜の細切りを巻いてポン酢で食べる。
薄切り故あっと言う間に蕩けてしまうが、野菜と一緒に食べることで非常にさっぱりと、そして素晴らしい食感を味わえる。
これが屁理屈無用で本当に旨い。
あ〜幸せだ。

大好きな巻きはタレではなくポン酢で。
これも非常に旨いが、タレの巻きでご飯を巻いて食べるのも捨てがたいのである。

この日一番をつけるとしたら、タレで食べる薄切りのシャトーブリアンだろう。
非常に贅沢な食べ方だが、シャトーブリアンの柔らかさとその上品な旨みを存分に味わう事ができる。
口の中で崩れてしまうシャトーブリアンに切な過ぎる。
旨すぎる、このシャトーブリアンは旨すぎるのだ。

最後は素麺食べて、かき氷まで食べてしまった。
何回来ても至福の時間を過ごせるよろにくは私の中では貴重なお店だ。
そして、今回はプロの話を聞きながらの焼きという事で、非常に勉強になった。
本当にありがとうございました。