No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年8月12日 焼肉酒家 傳々

葛西海浜公園でのバーベキューの精算する際に、次回の焼き場としてリクエストされたお店がある。
前回一緒に行った時に、相当感動したようだ。
それほどの感動を与えてくれたのは傳々である。
お任せの最初は、いつも通り刺身盛合わせから。
ミノ刺し、タンユッケは残念ながら、いつもほどの旨みを感じない。
ただし、レバ刺しは甘くて旨いし、牛刺しとハツ刺しの旨みも素晴らしい。

綺麗なピンクのタン元が敷き詰められたお皿の見事なこと。
サクサクとした食感は勿論だが、タン自体の旨みが非常に強く、さらに炭火の香ばしさが加わって非常に旨い。
もしこの2倍の厚さで食べれるなら、都内最高峰のタンと呼べるのだが・・・。


ここで早くも私の一番の好物が登場。
そうシャトーブリアンである。
贅沢にカットされた姿、他の部位では決して味わうことのできないほど繊細な肉繊維、そして赤身らしい濃い旨み。
素晴らしい。
贅沢の極みだ。

クラシタは傳々では初めての部位。
肩ロースだが、ネックよりの部分だろう。
蕩ける柔らかさはないが、噛む毎に旨みがどんどん出てくる。
腕に近い旨さがある。

ホルモンはミノ、塩ホルモン(シマチョウ)、アブシン以外に今回はミノサンド。
これはなかなかの旨さ。


ホルモンの旨さに酔いしれている私の前に運ばれてきたお皿。
これは・・・、驚愕!

間違いなく今回No1だと思っていたシャトーブリアンを抜き去ったのがロース芯。
リブロースではなく肩ロースの芯であろう。
この甘さと言ったら、言葉では表現できない。
サシの甘みだけではなく、赤身自体の旨みも十分だ。
それにしても、これだけサシが入っているのに、全くしつこさがなく、(懐が許してくれるのであれば(笑))何枚でも食べれてしまいそうな極上Meatである。

今回の巻きは、リブロースの巻きではなく、肩ロースの巻き。
しかもぱっぷHOUSE等で芯三角と呼ばれる部位。
この部位の脂の甘さはすごい。
蕩ける、という表現がぴったりで、本日最高の甘みが口の中に広がる。

今回のとどめの一品はサーロイン。
しかも厚切りをペッパーで。
ペッパーに火を加えることで、何とも香ばしい。
これほどの極上サーロインの味わいが消えてしまって勿体ない、と思う方もいるかもしれないが、これが本当に旨いのだ。
これほどのペッパーだが、お肉自体の味わいも決して負けていない。
たまにはこんな食べ方もいいもんだ。



〆は半カレー、半コムタンクッパ、半冷麺、そしてスイカ
ふぅ〜満腹で苦しい。
食べすぎで、食後のコーヒーすらきつい(汗)
こんなお店があると、いつまで経っても痩せられない。
旨すぎるのも罪だ。