No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年9月12日 小島商店

『ブロぐるめ』の企画で参加させていただいた小島商店という食肉加工工場見学。
お肉が好きで好きでどうしようもない私にとって、なんと魅力的な企画であろうか。

まずは小島商店の副社長である小島康成さんから、格付け等級・去勢と雌の違い・黒毛和牛の血統といった一般的(?)な話から、飼料に混ぜられる抗生物質・肥育農家さんと農協の関係・オレイン酸といったマニアックな話まで、実に興味深いお話を聞きつつ質問をさせていただいた。
続いて加工現場を見学。
普段初めて生で見る枝肉の迫力はすごい。
格付け等級を決めるロースの断面を覗き込んだり、ぶら下がっている枝肉の塊から部位を想像していく。
恐ろしく楽しい!


枝肉から綺麗にブロックに加工されていく姿を見ていると、思わず手が伸びそうになってしまう。
熟成具合も良さそうだ。

最後は小島商店が契約している農家さんと一緒に力を入れている"古代牛"についてお話が聞けた。
話を聞く限り、とくかくその"古代牛"がすごいのだ。
・一般的には肥育農家と繁殖農家は別というのが多いが、牛にストレスを与える移動を避けるために、繁殖から肥育まで一貫して行われている。
抗生物質ホルモン剤を一切使用しない飼料を与えられている。
・昔ながらの但馬牛の血統にこだわり、交配が行われている。
・さらにその中でも雌牛のみを"古代牛"として小島商店が仕入れている。
とにかく美味しくて、健康的な本来の牛肉を食べてもらいたいという小島商店の姿勢が伝わってくる。
これだけで、お肉好きは涎が止まらないだろう。
"古代牛"を食べないことには一日は終わらない。
いよいよ試食へと向かうのだった。