No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年9月30日 虎の穴 恵比寿店

もうすぐ健康診断。
昨日は昼にもつ鍋定食(もつ大盛り)、夜は金竜山の霜降りMeatをたらふく食べてしまった。
自責の念に駆られつつも、今日の昼は伊勢廣の焼き鳥重(5本)。。。
牛ではなく鳥なのでなんとなく大丈夫かな!?と。
一家の大黒柱として、健康は非常に重要だ。
健康診断を明後日控えて、身体に良さそうな食事をする為に向かったのは虎の穴。
数ある焼肉屋さんの中でも、野菜をいっぱい、そして美味しく食べさせてくれるお店ではないだろうか。
今回も辛さん(テレビや雑誌によく出てる辛永虎(しんよんほ)さんの弟さん)に究極コースをお願いする。
この辛さん、ホルモンを焼くレベルは驚異的。
正肉はともかく、ホルモンは到底かなわない。
野菜を色々とつまみつつ、まずはすじレバ刺し。
あえて歯応えのあるすじレバで、前回は甘みに感動した記憶がある。
今回は歯ざわりに新鮮さを感じずに、僅かながら臭みを感じる。

センマイ刺しは少し水っぽい。
歯応えはしっかりしているので、処理の仕方の問題なのだろうか。

内モモのイチジク添えは、一緒に食べても旨いが、別々でもいいような気もする。。。

タン元は薄切りと少し厚切りの2種類を味わう。
こういった食べ比べは非常に嬉しい。
どちらもタンの旨みが濃くて、素晴らしいタンだ。
個人的には歯ざわりも楽しめる厚切りが好きだが、辛さんによって絶妙に焼き上げられた薄切りも素晴らしい。

直方体の塊で登場したのはイチボ。
これほどを塊を炭火で焼き上げるのはかなりの技だ。
1切れ目はタタキ風。
甘みが濃いイチボで、非常に旨い。
2切れ目は片面を強めに焼いて片面焼き。
片面をしっかり焼いたことによって、ジューシーな肉汁が口に広がる。
どちらも旨いし、食べさせ方のバリエーションがすごい。


丁寧に丁寧に辛さんが焼き上げてくれたシマチョウ。
脂がブリブリのシマチョウが大好きなのだが、少な目の脂を落として、絶妙な火入れをされたシマチョウの旨さには脱帽。


ピリ辛の塩ダレで食べたのはミノ。
このミノはサクサク感が非常に素晴らしい。

前回は前沢牛であったハラミが、今回は飛騨牛
荒々しい肉繊維から大量に肉汁が溢れ、旨みで口の中がいっぱいだ。
旨いハラミが食べれるお店は増えたが、さすが虎の穴と思える塩ハラミだ。
ただ、前回のハラミの方が肉繊維が繊細で上質であった気がするのだが。

ギアラは若干硬め。
もう少しプリプリで、噛み切れると最高なのだが。
ハチグリは独特の歯応えがあって、これまた旨い。
辛さんの焼きレベルが光るのがコプチャン
恐ろしく丁寧に脂の面をじっくりと焼き上げ、皮面はサッと炙る。
う〜む、甘くて旨いね。

最後はタレのハラミを薄切りで。
これをご飯、コムタンスープと一緒に食べるのだ。
このハラミは薄切りの方が旨いかもしれない、と思うほどで、一緒に食べたご飯もコムタンスープも一気に空っぽにしてしまった。

究極コースでは、お肉の合間に野菜もいっぱい食べれた。
これで明後日は大丈夫だろう。
ちなみに最近は週末の方が良いホルモンが揃う事が多いそうだ。
次回は金曜日に狙いをつけよう。
その前に健康診断で問題がなければだが・・・。