No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年10月2日 和田

この日は健康診断の為、朝食に野菜ジュース、昼食は無し。
会社に着いた頃にはすでに空腹状態で、健康診断が終わって15時頃の食事は胃袋にしみわたるものであった。
朝から空腹に耐えるために必要だったのは、夜の焼肉の予定をいれること。
緊急招集をかけて集まったのは、下町のこだわり焼肉屋さんである和田。
そして、金曜日は仕入れ日なのだ。
鮮度が命のレバ刺しは臭みなど皆無で、甘みが非常に強い。
ツケダレ(塩、胡麻油)で甘みが更に増す感じ。

上タンは綺麗なピンクのタン元が6枚、赤身のタンが3枚(2人前)。
前回の上タンとは全くレベルの違う肉質(タン元)と言うのが一目で分かる。
ほど良い薄切りで、ジューシーで甘みのある肉汁が大量に出てくる。
生の黒タンと呼ぶに相応しい旨みいっぱいのタンである。


今回もタレで提供と言われていたハラミに対して、無理にお願いして塩で出してもらった。
和田ではハラミの状態を見極めて、霜降りのハラミは塩で、それ以外はタレで提供しているのだ。
出てきたのはサガリである。
相変わらずの柔らかな繊維と旨みの強い肉汁が素晴らしい。
おじちゃんには今日のハラミ(サガリ)は塩では出したくなかったと言われたが、それでも十分すぎるほどの旨さである。
次こそ霜降りのハラミを塩で食べてみたい。
いったいどれほどの旨さなのか、楽しみで仕方ない。

塩味を勧められたのは上カルビ。
サシがしっかりと入っていて、塩ダレと脂が若干きつく感じる。
もう少し優しい味わいが好み。

前回タレでしか食べれなかったミノも今回は塩でOK。
食感が良くて、ミノのお手本と言える一皿だ。

タレで食べたのはロース。
前回に比べて色が悪いのは熟成しすぎだろうか。
食感は非常に柔らかく、水分がしっかりと抜けている感じ。
タレとマッチングしていて旨いが、もう少し熟成が少なめの方がよかっただろう。

いよいよ次回は霜降りのハラミを塩で食べにくるしかないだろう。
おばちゃんとの事前のコミニュケーションが鍵になる!