No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年10月18日 ジャンボ 篠崎本店

引越し後してから恒例となっている月一のジャンボ。
今回は普段の焼き仲間も呼んで、総勢8名(+子供2名)での訪問となり、注文はほぼお任せでお願いした。
上タンは相変わらずブレが少なく、霜降りの綺麗なピンク色である。
残念なのは、こちらも相変わらずと言うか、塩ダレが強すぎて旨みが感じにくい。
せっかくの上質なタン元がもったいない気がする。

今回のすき焼き(野原焼き)はリブロースではなくサーロインが登場。
口の中で蕩ける食感というよりは、柔らかだがお肉自体の旨みがしっかりと感じられる。


久しぶりのハツは若干薄め!?
残念ながら食感もいまいちで、いつもの旨さは感じられない。

ランプはタレに負けない赤身の甘みが感じられる。
レア焼きがぴったりのお肉だ。

モミダレと脂の組み合わせの良さが抜群なササ。
口の中での蕩け具合も良く、カルビらしい旨さを堪能できる。
先日食べた七厘のササとは大違いだ。

この日の最高のお肉と言われたのがヒレ
前回のような極上のシャトーブリアンを期待したが、今回はヒレの真ん中ではないだろう。
下の方(?)の赤身の強い部分だろうか。
赤身の旨みはあるし、素晴らしい柔らかさだが、極上のシャトーブリアンのようなガツンとくる旨みが欲しい。

ジャンボの定番のミスジは文句の付けようがない旨さ。
芳醇な香りが感じられ、繊細な肉繊維からは至極の柔らかさ。
サシで蕩ける柔らかさではなく、赤身自体の柔らかさが最高。
勿論タレとの相性も抜群だ。

もう一つのジャンボの定番と言えばザブトン。
今回のザブトンは、普段より若干薄めな感じ。
それ故、蕩け方も普段以上!
たっぷりのタレでご飯と一緒に食べれば、もはや言うことなし。

かつてはザブトン・ミスジと共にジャンボの御三家であったトモサンカク。
最近はブレが激しかったが、今回も若干ハズレ気味。
他店で出てこれば、十分満足なレベルかもしれないが、かつてとんでもないトモサンカクに出くわした経験から、もっと上を求めてしまう。

〆のお肉はサガリ
しっかりとした肉繊維から溢れる肉汁と適度な歯応えが至福の時間をもたらせてくれる。
どっちかと言うとハラミ派だが、こんな旨いサガリを食べると、どっち派とは言えなくなってしまう(笑)

ふむ、旨いかった。
人数も多いことだし、腹八分目で止めておくのが大人というものだろう。
最後はカレーだけ食べて終わりにしよう。