No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2009年10月29日 Cossott'e

長い間”ら,ぼうふ”の店長であった込山さんが”ら,ぼうふ”を辞めて出したお店を訪問。
個人的には、”ら,ぼうふ”の評価はそれほど高くなかったが、仕入れの変更や新しい自分のお店でのチャレンジ等”ら,ぼうふ”を超える実力が発揮される可能性におおいに期待できる。
レバ刺しは甘みが強くて旨い。

タンユッケはかなり細切りタイプ。
味付けがちょっと強すぎて、タンの旨みが感じられない。
タン自体の旨みが非常に強くタレとの相性もいい私が一番好きなタンユッケの”きらく亭”、タレの甘みとタンの濃厚な旨みの絡み具合が素晴らしい”傳々”、濃すぎない塩ダレでタンの旨みを味わえる”よろにく”、この3店がやはりタンユッケの最高峰だろう。

特上舌柵焼きはタン元付近を使用しているが、名前ほどのインパクトはない大きさ。
ただし旨みはしっかりしているので、焼き上がり後は胡麻油を付けないで食べることを勧めたい。

ガリは、サガリらしい歯応えと旨みのある肉汁が非常に旨い。
逆にハラミは、肉繊維は細いが、歯応えが強すぎる。
ガリよりハラミ好きの私だが、今回はサガリの圧勝だろう。


特上ロースは適度なサシが入ったランイチが登場。
柔らかで風味が良く、和牛らしい旨みの濃いMeatである。

カルビは若干脂がきついが、火の強い網の中心で焼き上げると、値段の割にはなかなかの上物。

ホルモンに移って、まずはハツから。
サクサクとした食感がよく非常に旨いので、もう少し厚切りでも食べてみたくなる一品だ。
上ミノはなんとなく印象が薄い。
普通だったような気が・・・。

シマショウは脂たっぷりが好みだが、脂少な目のシマチョウもなかなか旨いね。

滅多に食べないリードヴォーは、虎の穴の足元にも及ばない。。。

当然と言えば当然だが、全体的に”ら,ぼうふ”の印象は強く残っている。
”ら,ぼうふ”と同様に肉質と値段のバランスもそこそこといったところだろう。
願わくば、再訪したくなるような力強さが欲しい。