No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年3月26日 まるに

駒沢の芝浦の2号店が新橋にオープンした。
カウンターとドラム缶を囲んでの立ち焼きスタイルで、新しい焼肉スタイルを開拓してくれた。
ハツ刺しは、臭みはないが味もあまりしない、ちょっと不思議な感じ。

上タンはサクサクとした食感は良いが、かなり小振りにカットされているため、一口毎の食べ応えが足りない。


タン筋も小振りだが、よくある極薄ではなく若干の厚みがある。
しっかりした味わいがあって旨い。

インサイドスカートは、適度な弾力が心地よく、お肉の味がしっかり感じられる。

上ハラミは食感がイマイチで、残念ながら本家芝浦には到底及ばない。

三秒炙りも本家芝浦の見事なリブ芯とはレベルの差があり過ぎる。
これは期待してただけに、かなりがっくりきた。

上ミノは脂なしの部分と脂たっぷりの部分が混在している。
脂なしの方が食感がよく旨い。

縞腸は下処理が芝浦に比べてちょっと雑な印象。

〆は肉巻きおにぎり。
ご飯にタレが染みて、ジャンクな感じが良いが、ちょっとご飯がパサパサ過ぎるかな。

本家芝浦と比べた印象としては、品数はかなり絞っており、肉質は(どれも平均以上だが)1ランク落ちる。
また、最大の違いはそのカットで、一切れが小さすぎてお肉の旨さを感じるには物足りない。
ただ、このカットはお酒を飲まない私の意見であり、お酒の”つまみ”としての焼肉と考えると、カット、1皿の量、肉質、全てが丁度良いのかもしれない。
私は本家芝浦のスタイルの方が断然好きだが、まるにのようなスタイルで新たな焼肉好きを増やしてくれることを願っている。