No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年4月13日 ゆうじ

最近仕事がかなり忙しい。
この日も普段より2時間近く早く出社したが(普段が遅すぎることは否定できない)、会社を出れたのは”ゆうじ”の予約時間を過ぎてから(涙)
かなり遅れてお店に着いたが、すぐにお任せが始まったので一安心。
焼肉の予約時間に遅れ、自己嫌悪に陥ったが、この日のお任せの旨さに全てが救われた気がする。
前菜はレバ刺し、ハツ刺し、モツ煮。
レバ刺しは甘みがあって、プルプルとした歯ざわりも最高。

ハツ刺しはハツ自体のサクサクとした食感も素晴らしいが、なんといっても独特なコクのあるタレとの相性が良くて旨い。

モツ煮は全員が煮汁を全て飲み干してしまうほど旨い。
モツの柔らかさと、モツからでた出汁の旨みはご飯にかけて食べたくなってしまう。

塩系のホルモン盛合せは豚タン、牛タン、フワ、脂付ハツ、シキン、スイゾウ、ハツモト、ヤン、ギアラ、ガツシン、ミノサンド、シマチョウ。

私にとって郷愁の味である豚タン。
旨さ 5点

牛タンは根元と言うよりは真ん中付近っぽい。
旨みはあるが、歯応えを楽しめる厚さが欲しいところ。
旨さ 7点

フワはなかなか他のホルモンでは味わえない不思議な食感。
こういった豊富な食感を楽しめるのがホルモンの良いところだろう。
旨さ 4点

脂付ハツは脂部分とハツ部分で火入れが違うので、完璧に焼き上げるのはなかなか難しい。
ハツの脂はあっさりしてて旨い。
旨さ 6点

シキンはかなりの硬さがあるが、滲み出てくる旨みがある。
旨さ 4点

スイゾウは滴る脂に火が上がる。
う〜ん、ジューシーで旨い。
胸腺みたいなミルキーさがある。
旨さ 8点

ハツモトは歯応えコリコリで、味付けがぴったり。
旨さ 5点

ヤンは表現しにくい複雑な味わい。
旨さ 6点

ギアラは普通かな。
旨さ 5点

ガツシンはサクサクとした最高の食感。
お代わりしたい旨さ。
旨さ 8点

ミノサンドはプルプルの脂が旨いが、ミノ部分の食感がいま一歩。
旨さ 4点

シマチョウは脂を控えめに残したタイプだが、皮の歯切れの良さが最高。
旨さ 9点

正肉の盛合せは全てタレで、サーロイン、ヒレ、イチボ、シンタマ、ミスジ

シンタマはしっかり熟成された旨さがある。
ただ、モミダレにちょっと負けている感じもするが。
旨さ 7点

店員さんにヒレと言われたお肉だが、どう見てもヒレに見えない。
再度確認したが、ヒレだと言う。
食べれば分かるだろうと食べてみたが、やはりヒレではない。
ただし、これが最高に旨い。
赤身にコクがあって、甘みも強い。
旨さ 10点

イチボは脂が若干口に残る。
旨さ 5点

ミスジは旨みがモミダレに負けてしまっているが、それでも十分満足な旨さ。
ジャンボ系のタレで食べてみたい。
旨さ 7点

サーロインはサシが粗めに見えたが、食べてみると素晴らしい蕩け具合。
しかも赤身の旨みが恐ろしく強い。
旨さ 9点

お任せで一通り食べたが、あまりの旨さにもう少し食べたい感じ。
追加はテール。
冷凍を骨ごとスライスしたものと違って、プルプルとした食感と旨みがある。
旨さ 7点

正肉はモミダレのしつこさが若干気になるのが勿体無いが、初めて出してもらったさっぱりとしたツケダレがそれを助けてくれた。
〆はカレーをいただいたが、このカレーの旨さはすごい。
焼肉屋さんで食べれる中では最高の旨さではないだろうか。
次回の予約をして意気揚々とお店を出たが、渋谷の地下鉄では焼肉臭のために、冷たい視線を浴び続けた(涙)