No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2010年を振り返る

2010年、焼肉というジャンルの流れでは、トップレベルの実力をもったお店も含め、有名店の支店や系列店がいくつもオープンした。
特に"よろにく"とはコンセプトを若干変えた"赤坂みすじ"や"ジャンボ篠崎本店"のDNAを強く引き継いだ"ジャンボ本郷店"はその筆頭で、既に都内で有数の実力店と言える。
しかし、2010年にオープンした焼肉店で、最も私が心動かされたお店と言えば、"和牛焼肉KIM"以外にはないだろう。
オープン時から確保されていた強力な仕入れルートから送り込まれるお肉は、十分に熟成されたA5の雌に拘っており、部位毎に違った風味や食感、味わいを楽しむ事ができる。
また、研究熱心な料理長が繰り出す多彩なメニューは、焼肉の範疇におさまらない肉料理が多数存在し、行く度に驚かされる。
タン筋岩塩包み焼き

ホルモンのパン粉焼き

サーロインの角切り焼肉まん

バーガー(ミスジとサーロイン)

焼肉を中心にすき焼きやステーキ等、2010年もとにかくお肉を食べ続けたが、最も感動したお肉をあげるとすれば、"西洋料理 島"で食べたシャトーブリアンのステーキだろう。
唯一無二の肉質である事も大きいが、とにかくその焼き方にも痺れた。
焼き方について追求し続けた2010年でもあったが、"西洋料理 島"のシャトーブリアンに出会って、求めていた方向性に確証が持てた。

2011年は引き続き焼き方を追及したいが、その為にも焼肉以外のお肉も食べて行くことをここに誓う。