No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年3月4日 芝浦 駒沢本店


金曜日という開放感から急に焼きたくなった。
半蔵門線に乗り込んで向かった先は、久しぶりの"芝浦"。
三宿店も出来たが、やはり本店のカウンターに吸い寄せられてしまう
特選タン
ゴロゴロとしたごっつい塊がお皿に盛られている。
形こそ迫力があるが、ピンクの色合いはタンの上質さを物語っている。
正直、角型ガスロースターで焼くには適したカットではないと思うが、そんなことも忘れるほどの濃厚な肉汁と旨み。

ガリ
薄切りとは思えないほどの見事な歯応え。
『噛む毎に旨みが溢れる』とは、まさにこれ也。

トモサンカク
"ジャンボ"のような蕩けるトモサンカクではないが、しっかりとしたコクが感じられる上肉。

フカヒレ
細かなサシが入っているが、巻きであろうか。
甘みは強いが、しつこさがないので、何切れでも食べれてしまう。

ヒレ
程よい厚さのヒレであるが、私の好きなヒレ特有の食感が感じられないのがちょっと残念。
柔らかく、旨いことは旨いのだが。

シンシン
ここからタレで登場。
風味がしっかり感じられる。

トロ肉3秒炙り
見事なリブ芯かサーロイン。
赤身の旨みがしっかりしていて、タレで食べているのだが非常に上品な味わい。
こりゃ旨いわ。

タクシー代も出せずに駅まで歩く帰り道だが、この満足感が味わえるなら、何も辛くない。