No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年6月28日 よろにく

今回のVANNEさんお任せコースは、変化球少なめで直球でいく、という話を聞いていた。
変化球は勿論素晴らしいが、直球勝負でも都内最高のパフォーマンスを見せてくれるのが"よろにく"のすごさ。
完璧なお店としか言えない。
センマイ刺し
いつもの三杯酢ではなく、辛目のタレで。
瑞々しくてシャキシャキのセンマイは、スタートの一品としてピッタリ。
満足度 3

チマキ、カメノコ、ハラミ、トモサンカクの刺身盛合せの登場で、いきなりテンションが最高潮にあがった。
チマキ
赤身も旨みも強いが、何より筋の濃厚な甘みが印象的。
満足度 4

カメノコ
さっぱりとした赤身で、しっとりとした旨さ。
満足度 3

ハラミ
焼くのとは全く違った味わいで、甘みがすごく強い。
生と焼きでここまで違うのか、と感心してしまった。
満足度 5

トモサンカク
かなり高い期待に、余裕で応えてくれるすごさ。
さっぱりとしたサシの甘みに酔いしれる。
満足度 5

サーロイン
普段は終盤で登場する厚切りのサーロインのいきなりの登場に驚いた。
ジュワーっと溢れる旨みのインパクトが強くて、見た目のサシをすごさを感じないほどさっぱりとしている。
満足度 4

ユッケ
上質な赤身の旨みがダイレクトに伝わってくる。
本物のユッケは"よろにく"で食べられる。
満足度 4

ハツ
ザクザクした歯応え、臭みのない旨み、共に鮮度の良さ故だろう。
満足度 3

タン中
タン元として出されてもおかしくない見事な姿で、厚切りを胡麻油で揉んである。
ネギを乗せて食べるのだが、厚切りのために片面焼きができず、熱でネギの甘みを引き出すことができなかった。
切れ目を入れて、タンでネギを挟んで食べてみたかったなぁ。
満足度 3


タン元
正真正銘の生の黒タン。
やはり食べるとタン中とは違う。
溢れる肉汁は誰にも止められない。
満足度 5

カメノコ
火を入れることで生とはまた違った食感と風味に。
赤身にコクがあって旨い。
満足度 4

カタサンカク
サシが入っているが、それを感じさせない口当たりで、赤身自体が非常に柔らかな食感。
タレとのバランスも完璧。
満足度 4

中落ち
筋から甘みがでるように、少し強めに香ばしく焼き上げる。
筋と赤身のバランスが取れていて、ご飯の欲しくなる甘み。
満足度 3

シンシン
シンシンは薄切りが一番と思っていたが、この厚切りの旨さを知ってしまうと考え直してしまう。
腕や肩とは違った味わいに感動。
満足度 4

ミノ
こんな長いミノは生まれて初めて。
しっかりと焼いて、タレと共にお菓子のように食べる。
満足度 2

ハラミ(生)
チルドではなく完全な生のハラミで、真空パックにもかけられてなかったハラミで、刺身と同じ。
ハラミとは思えない繊細な肉繊維の食感で、旨みも澄んだ感じ。
これは恐ろしく旨い。
満足度 5

ハラミ(チルド)
普段食べる真空パックのハラミ。
これも当然旨い。
食べ比べの次元が高すぎる。
満足度 4

タンユッケ
タン元が使われている贅沢なユッケ。
黒タンの旨みが外にこぼれずに詰まっている。
満足度 4

ミスジ
定番のミスジだが、やはり"ジャンボ"と並び、都内最高のミスジと言える。
満足度 4

シャトーブリアン
判の大きさ、サシの入り具合、程よい熟成具合といい、全ての要素にそそられる。
雌の5番のシャトーブリアンには、そいつでしか味わえない究極の旨さがある。
満足度 5+

シルクロース
サーロインの芯をそのまま一枚。
何とも贅沢な一品だが、口に入れた時の蕩け具合と、しつこさのない甘みは、サーロイン特有のものだろう。
満足度 5

タテバラ握り
ここで握り。
タテバラがシャリのソースのように感じる。
口の中はさっぱりと。
満足度 4

リブロース
リブ芯は赤身とサシのバランスが素晴らしく、口の中に極上の余韻が残る。
満足度 4

ザブトン
〆のお肉はザブトン。
ここまで食べても、胃にこたえないのが肉質のすごさを物語っている。
ふんわりとした食感で、甘みが口の中でパーっと広がる。
満足度 4
何度食べても色褪せない最高の焼肉。
次回は変化球中心を楽しんでみよう。