No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年7月29日 SATOブリアン


シャトーブリアン好きの私のツボを捕らえたお店。
メニューもかなり絞って拘っているというのがなお良いね。
驚くことに毎月29日はシャトーブリアンを半額で提供するということで、割引に弱い私はついつい訪問してしまうのだ。
極タン
タン元を使っているが、旨みは弱め。
ただ、食感は悪くないので、値段を考えるとかなり優秀。
満足度 3

ハラミ
肉汁もしっかりで、まろやかなニンニク醤油が良く合う。
満足度 4

リブ芯
見た目は100点満点のリブ芯。
サシの割にしつこさはなく、赤身のコクとサシの甘みが見事に調和している。
あまりの旨さにお代わりしてしまったほど。
満足度 5

上カルビ
熊本の和王ということだったが、残念ながら旨みが弱い。
満足度 3

シャトーブリアン【A5】
これが今回の目玉。
前回訪問時に雌牛の5番のシャトーブリアンをお願いしていたのだが、この日はなかなか良い雌牛がなかったようで、代わりに去勢ではあるが見事な5番のシャトーブリアンが用意されていた。
通常よりも厚切りにしてもらって2皿オーダー。
1皿目は、SATOブリアン名物の特製ニンニク醤油でブリ飯にして食べる。
シャトーブリアンの旨みを若干消しがちな味付けではあるが、味付けとは対照的な上品で繊細な肉繊維は健在。
個人的には、この食べ方はかなり気に入ってる。
2皿目は岩塩プレートの上で焼き上げ、ほんのりと塩味を加える。
網よりもゆっくりと火が入り、塩加減もほど良い。
テンションが上がり過ぎた我々はシャトーブリアン3皿目の暴挙にまで出てしまった。
3皿目は超弱火でじっくりと火を入れ、私の一番好みの焼き方で食べる。
これは超美味。
勿論好みの問題だろうが、やはりシャトーブリアンの肉質を最大限に活かす焼き方は個人的には超弱火で熱を浸透させる方法だなぁ。
ジャンクっぽい楽しみ方をしていたシャトーブリアンが、一気に繊細で旨みが強烈なシャトーブリアンに変貌を遂げた。
店長のサトーさんが食べてみたい、ということでシャトーブリアンは4皿目へ突入。
忙しそうに働くサトーさんを待つため、超弱火で火を入れたシャトーブリアンを最後に岩塩プレートの上で休ませたのだが、これが計算外であった。
ずっと熱を加えられていた岩塩プレートは、先程よりも圧倒的に高温になっており、想定外に火が入り過ぎてしまった。
サトーさんに試食してもらった1切れは80%の出来かな(涙)
満足度 5



2度目の訪問であったが、やはり満足度の高いお店である。
独立前から焼肉屋さんで働いていただけあって、すでに完成されているのが、一方、せっかく独立して以前にも増して拘っているようなので、改善できる余地もおおいにあると思う。
お肉に対して一生懸命なお店の今後の進化に期待したい。