No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2011年12月27日 赤坂 みすじ

忘年会続きで、この日は会社の忘年会。
肉質もしっかりしていて、CPの抜群の高く、その上会社から近い"みすじ"で開催。
シャトーブリアン
厚切りのシャトーブリアンは定番通り弱火でじっくり。
初めてのメンバーには、この超弱火は不安に思ったであろうが、焼き上がりを食べて納得してもらえたようだ。
この繊細な肉繊維と旨みは間違いないのだ。

ハツ
臭みのないハツはサッと表面にメイラード反応を。
これが旨い。

ミスジ
序盤のミスジは塩で。
あまりの薄切りで、網にくっつかないように焼き上げるのは一苦労。
ただ、その苦労の後には素晴らしい世界が待っている。

タン元
臭みがなく、サクサクの食感が生のタン元特有のもの。
他のお肉もそうだが、値段を考えると、すごい肉質。

ハラミ
悪くないが、強いて言えば、もう少し肉繊維の弾力と旨みを味わいたかった。

並じゃない赤身
部位はヒレ
しっとりとした肉質で、旨みも存分に感じられる。

ガリ
ハラミと似たような印象だが、タレとの相性が良いので、こちらの方が好評だろう。

ロース
並肉とは思えない。
これだけで何皿も食べて、満足して帰るお客さんがいてもおかしくない。

シビレ
表面をカリッと焼き上げると、ぷるっぷるの中身と相まって、極上の舌触り。
濃厚なミルクのよう。

上ミノ
独特なカットで、貝類のような食感を引き出している。

ミスジ
終盤のミスジはタレで。
安定感のある極上品で、一同ご満悦のよう。

シルクロース
サシの強さを一口ご飯が見事に和らげてくれ、赤身の味わいも引き出されている。
相変わらずのすごさ。

芯ロース
最後は実に分厚い芯ロース。
上下2面を強めに焼き上げ、ジュワッとした食感を十分に引き出すと、繊細な肉繊維と肉実の洪水に酔いしれる。

流石としか言えない肉質、そして、このCPの高さは特筆もの。
思わず感謝してお店をあとにしてしまう。