No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年3月18日 横浜うかい亭


結婚記念日は"うかい亭"で食事をする、というのが我が家の結婚当初からの習慣であり、今年ででめでたく9年目。
焼き手も勿論毎年同じ方にお願いしており、鉄板でお肉を焼かせたら、その方の右に出る人はいないのではないだろうか、と個人的には思っている。
お肉以外もどれも旨いのだが、ここではお肉関係のみ紹介させていただく。
うかい牛のハム
サシが十分に入った部位をハムにしてある。
見た目と違って脂のしつこさはないのだが、荒挽きの胡椒が更にさっぱりと食べさせてくれる。
また、パサツキも全くなく、ジューシーさすら感じさせてくれる。
満足度 4

牛タンのグリル
"うかい亭"でタンを食べるのは初めて。
レアにグリルされたタン元からは、生タンらしい芳醇な香りと、力強い旨みが感じられる。
強いて言えば、もう少し火入れが強ければ、香りも旨みも更に引き立っていたかもしれない。
満足度 4


ヒレ
耳の部分を綺麗にカットされたヒレは、細かなサシが均等に散りばめられており、お皿の上で圧倒的な存在感をだしている。
鉄板の上で繰り広げられる、ヒレ特有の食感を最大限活かす火入れには目が奪われっぱなし。
焼き上がったヒレを一口食べて、舌の上で広がるその旨みに驚かされる。
とにかく繊細でありながら、唯一無二の旨みも持ち合わせている。
素材と焼き手のベストマリアージュと言えるだろう。
満足度 5+




食べたい物を伝えて、色々と出してもらい、そのどれも素晴らしい味わいであったのは間違いないが、今回はとにかくヒレの素晴らしさが頭から離れない。
"うかい亭"だけは、鉄板焼きというジャンルで他のお店と一緒にしてはいけないと心底思う。
それにしても食べ過ぎたかな!?
いや、もっと食べたかったかも。