No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年3月26日 マルディグラ Mardi Gras

黒毛和牛一辺倒だった私が、黒毛和牛以外の牛肉を積極的に食べようと思ったのは、1月に"トロワフレーシュ"で食べた短角牛のあまりの旨さに驚いたからである。
あの湧き出すよな旨みをもう一度体験したくて、取り扱う短角牛は勿論、その焼き方にも定評のある"マルディグラ"へ。
念願の短角牛のビステッカは、岩手県岩泉産のリブロース約1kg。
岩手短角牛は、岩手県の中でもいくつかの地域によって飼料や育て方、出荷時期による違いがあるが、今回は岩泉産。
焼き上がりは、じっくりとした火入れが想像できるもので、大振りにカットされた肉片にかぶりつくと、あっさりとしていながらも、柔らかで赤身のジューシーさが一気に押し寄せてくる。
脂の甘みのようなインパクトはないが、濃厚な肉汁の旨みには驚かされる。


メインの短角牛以外にも、色々と食べたが、お酒を飲まない私にはちょっとクセと言うか香りが強すぎるかな。
熊本産馬肉のカツレツは、肉々しい食感と、牛肉とはまた違った旨みがかなり好みだった。


田舎パテ

モツキュイジーヌ25は、もう少しモツを入れて欲しいかも。

ラム肩肉、牛シンタマ、内臓のグリル アルゼンチンスタイル、鶏肉、ハツ、レバ、ソーセージのミックスグリ

個人的には、今回食べた中で、やはり短角牛が群を抜いて旨かった。
と同時に、"トロワフレーシュ"の短角牛が、短角牛の中でも特別なレベルであったことも感じた夜であった。