No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年7月30日 焼肉酒家 傳々

私の好きなお店の1つである"傳々"。
今回は、"傳々"の真髄をまだ味わったことがない、という肉好きの方に、"傳々"を知ってもらうことを目的に月島に向かった。
正直なところ、この日を一番楽しみにしていたのは私かもしれない(笑)
炙り盛り合わせ
ハラミ、レバ、ハツ、センマイ、タンユッケの盛り合わせで、以前は刺身であったが、今は焼いて食べるようになっている。
レバは甘みが弱く、若干臭みがあるが、ハツは抜群の歯応え。
この中でも飛び抜けているのがハラミ。
肉々しさだけでなく、ねっとりとした甘みが口に広がる。
満足度 4


焼きすき
すき焼きのように見えるが、割下も辛めで、別物の焼きすきである。
ただ、割下の主張が強すぎて、香ばしさはあるが、砂糖の甘みが活きてこない。
肉質自体は完璧なので、もう少し醤油のインパクトを弱めた味付けで食べてみたい。
満足度 3


タン
目、鼻、舌の全てで楽しめるタン。
焼かれた表面のサクッとした食感の下はぷるんぷるんで、甘みも強い。
満足度 5


シャトーブリアン
驚くほど肌理が細かいシャトーブリアン
個人的にシャトーブリアンが好きなので、色々なお店で食べるが、やはり"傳々"のシャトーブリアンは旨い。
これを厚切りで食べたらどうなってしまうのだろうか!?
妄想が止まらなくなる。
満足度 5


上ミノ
"ゆうじ"でたまに食べるような大きな塊のミノを、焼いてから切り分ける。
しっかりとされた味付けなので、好みが分かれるところだが、個人的にはこれが大好き。
満足度 3



塩ホルモン
シマチョウの脂の乗りは、"鯉登り"と双璧。
"鯉登り"のシマチョウが食感を重視しているとしたら、"傳々"のそれは喉越しを重視しているように感じる。
このすっきりとしていながら、濃厚な甘みが堪らない。
満足度 4


ハラミ
見事なハラミ。
前菜のハラミも良かったが、このハラミも凄い。
一噛みごとに広がる肉汁には旨みが高濃度で詰まっている。
満足度 4

ウデ
脂の甘みとのマリアージュではなく、赤身本来のコクと風味を楽しめる部位。
タレの香ばしさとの相性もいい。
満足度 4

ミスジ
食感は繊細だが、肉の味が少し弱い。
それでも他のお店で普通に食べるミスジより旨いのだが。
満足度 3

〆は素麺。
"傳々"らしいインパクトの強い麺つゆで、かなり好み。
いや〜素晴らしかった。
やはり都内を代表する焼肉が食べれるお店なのは間違いない。