No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2012年12月12日 焼肉酒家 傳々



諸事情により久しく焼けていなかったのだが、我慢の限界を迎えてついに月島に。
焼肉は数日ぶりだが、"傳々"にくるのは数ヶ月ぶり。
高矢店長のお任せに心地よく身を委ねてみよう。
刺身盛り合わせ
ハツ、センマイ、ハラミ、タンユッケ、レバの盛り合わせだが、レバは仕方なく炙るしかない。
特にハラミは上質なバターを髣髴させる甘みがあり、適度な弾力と旨みが共存している。

レバ
先程のレバとは味付けが違い胡麻油と葱がたっぷり。
当然こちらも炙るが、先程のレバを大幅に超える甘みと舌触り。

タン元
風味、旨み、そして歯ごたえまで、全てが完璧なタン元。
相変わらずの仕入れ力に頭が下がる。

ハラミ
タンと共に"傳々"の仕入れ力を見せ付けてくれるのがハラミ。
1本1本が自己主張するかのような肉繊維の力強さを感じる。

シャトーブリアン
間違いのない上質なシャトーブリアン
惜しむらくは、シャトーブリアンの繊細さを若干消しかねない胡椒の量が多かったことかな。

ミノサンド
ミノと脂のバランスが丁度良く、味付けがかなり好み。

塩ホルモン
Max時に比べると、少し脂が少なめだが、歯切れの良い皮と脂の甘みが絶妙。

レバ
先程とは味付けだけでなくカットも違うレバ。
厚切り故、中のレア部分が官能的。

マルチョウ
ホルモンの質がしっかりしている"傳々"にしては珍しく、鮮度の良さを感じないコプチャン
皮の歯切れが悪く、中の脂が硬い。

ウデ
赤身の味わいに深みがあり、上品な旨さ。

ミスジ
サシが入ったミスジ
味わいもインパクトが強い。

カイノミ
適度な肉繊維を感じさせる食感で、非常にジューシー。
旨みも十分。

リブ芯
大振りな感じの食感だが、甘みが強く、脂の口解けが良い。
綺麗な掃除で、贅沢なカットだ。

リブ巻き
口の中で一気に広がる甘みと肉汁。
融点が非常に低い。

数日ぶりの焼肉で、飢えていた身も心も十二分に満たしてくれた"傳々"の焼肉に感謝。
今回は変化球が無かったが、それでも満足せざるを得ないレベル。