No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年2月14日 剣山閣

Beef-Lab.comの定例ミーティング。
といっても所長と2人で焼肉食べるだけなのだが。
"剣山閣"は今流行の熟成、赤身、希少部位といったキーワードをかすりもしていないのだが、どこか懐かしく、心地良く焼肉を食べれる空間なのだ。
視覚的には塩ダレとネギが特徴的だが、一口食べればフルーティーな甘さに一番驚かされるだろう。
特に上タンでは、この甘みが一番インパクトを与えてくれる。


上ハラミにもこの塩ダレは絶妙にマッチしている。
肉質は、悪くはないがそこまで上質とわけではない。
ただ、丁寧にしっかりと仕事を加えられたお肉達はどれも立派に育てられている印象を受ける。


塩モツはシマチョウだが、これは梅と一緒に食べるのだが、これが絶品。
同じような味付けで染まった口の中をさっぱりとしてくれる。

ミノはコリコリとした食感が心地良く、塩モツで使った梅と合わせると、品のある旨さ。

こういった特徴のある昔ながらの焼肉屋さんは、何十年経っても変わらずいて欲しい。
身も心も満足。