No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年4月5日 ゆうじ

"ゆうじ"のお任せは、好みを伝えてそれに対して裕師さんが渾身の料理を出してくれる。
ホルモンと正肉が半々とか、ホルモン多めとか、こんな物が食べたいとか。
私の場合はたいてい焼きの前に肉前菜をちょこちょこ食べて、焼きはホルモン多めって感じが多い。
モツ煮込み
胃袋の底からホッとする優しいモツ煮込み。
甘みがいいね。
満足度 4

センマイ刺し
程よい酸味に胡麻の香ばしさ。
センマイの食感はそこまで良くなかったが、全体のバランスが良い。
満足度 3


ハツ刺し
サクッとした食感のハツで、ハツのさっぱりした味わいにコクのあるタレが絶妙にマッチングしている。
満足度 4

ツラミ
肉質を考慮した超薄切りだが、赤身から感じられる甘みは素晴らしい。
満足度 4

ハラミ
生のハラミは焼いたハラミとは全く違った一面を見せてくれるものだ。
そしてこのハラミは肉質を殺さずに活かす見事なタレで一段と昇華している。
満足度 5

レバとハツのタタキ
タタキが旨いのは間違いないが、やはりコクのあるタレと、それをまろやかに仕上げる大根おろしが見事に調和している。
満足度 4

ホルモン柳川
臭みを抑える牛蒡だが、元々臭みなどないコプチャンが使われている。
出汁まで旨い。
満足度 4

ホルモン盛合わせ(塩)
豚タン、タン、スイゾウ、ミノの盛合わせで、幼い頃から豚タンを食べていた私には、実家を思い出させる豚タンは外せない。
"ゆうじ"のタンは不思議とミルキーな感じを受ける。
スイゾウはレアではなくちゃんと火を通し、かと言って火を通し過ぎないように仕上げる。
スイゾウは病み付きになるな。
最も驚かされたのはミノ。
柚子の皮がアクセントになっていて、ミノの繊細な味わいを更に引き立ててくれる。
満足度 5


赤身盛合わせ(塩)
ハバキ、テール、ウチモモ、ハラミの盛合わせ。
ハバキ、ウチモモはお肉本来の味がしっかりとしているが、それを引き立たせているのは裕師さんの味付けだ。
ハラミは肉の繊維に歯を立てると一気に吹き出す肉汁とネギ塩ダレと見事にマッチングする。
満足度 4

ホルモン盛合わせ(醤油ダレ)
食道、ハツ脂、肺、ハツモト、ガツシン、ミノサンド、ギアラ、シマチョウ、ミノサンド、テッポウ、ヤンといった数々のホルモン達が宝石のような輝きを放っている。
コリコリ、サクリッ、カリッ、ジュワーといった具合に部位毎に違った食管が味わえ、恐ろしいほどホルモンに馴染む醤油ダレがまた素晴らしい。
満足度 5

正肉盛合わせ(タレ)
ミスジ、サーロイン、イチボ、ザブトン、シンタマ、トモサンカクの盛合わせだが、ホルモン屋さんとは思えないレベル。
この日は特にイチボが抜き出ていた。
ホルモンや肉料理だけでなく、正肉も確実に進化していると感じざるを得ない。
満足度 4

満腹、そして感服。
こんな世界があるから、他のホルモン屋さんへなかなか行けないのだ。
焼肉という世界の中で1つのジャンルを完成させたお店が渋谷に存在する。