No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年5月6日 七厘


GWの間にどうしても家族で"七厘"に行きたくて電話したのだが、予約が取れたのは最終日のみ。
相変わらずすごい人気です。
やっぱり中原さんって凄いなぁ。
幻のタン
GWで屠畜が少なくタンそのものが少ない状況で、何故このレベルのタンが準備できるか!?
生の黒タンでしか味わえない滋味深さと食感にただただ感謝する。
満足度 5


サーロイン
"七厘"のサーロインは、これより厚くても薄くてもいけない。
この厚さが焼き台やモミダレとベストマッチなのだ。
そして肝心のお肉は最高の近江牛の雌であった。
満足度 5

ハラミ
凝縮感のあるハラミで、その中に旨みを閉じ込めている。
噴出す肉汁による火傷との闘い。
満足度 4

巻き
細かくびっしりと入ったサシは、まるでバターのよう。
融点の低さは感じるのだが、赤身の旨みが感じ難いのがちょっと残念だ。
満足度 3

ミスジ
部位的にはミスジは味の弱めだと思うが、この個体は何ともしっかりした旨みを感じさせてくれる。
繊細な食感との共演は至福の瞬間を運んでくれる。
満足度 5

ウワミスジ
しっとりとした肉肌。
控えめでありつつも主張しようとする旨み。
満足度 4

イチボ
薄切りにもかかわらずここまでジューシーさがあるのはその判の大きさのおかげだろうか。
脂が強すぎず、赤身のコクが活きている。
満足度 4

カタサンカク
イチボに比べてしまうと赤身の硬さ、サシの口解けで若干負けてしまうが、すっきりとした赤身の良さがある。
満足度 4

来るたびに使われている個体それぞれの違いがしっかりと感じられ、その都度違った感動がある。
"七厘"を知って、より焼肉が好きになった。
これからもどこまで進化するのか楽しみでならない。