No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年5月10日 Cossott'e SP

友人の会社の肉部の創設パーティーにゲストとしてお呼ばれしました。
という事で、御祝代わりに薀蓄付きでお肉は全部私が焼き上げることに。
焼きは好みがあるので正解は1つだけではないが、私が考える答えの中の1つを披露させていただいた。
まずは炙ったスペシャルやハツといった前菜で胃袋を慣らす。


焼き一発目はタン元。
昔はパンパンに丸くなるのが好きだったが、最近は弱火で8割、中火で2割火を入れ、表面を縮めずジューシーな部分を最大限感じる焼き加減が好きだ。
そして、そんな火入れに応えてくれるのは最高のタン元だけ。

分厚い巻きは細かなサシがビッシリ入っているが、あえてレア目にすることで脂の重たさを軽減させる。
ただし表面は香ばしくするのは重要。
この巻きの甘さは凄いよ。

ハバキは水分を飛ばさない程度にゆっくりと。
赤身好きにこそ味わって欲しい部位ですな。


焼き手によって仕上がりが全く別物になるシャトーブリアン
弱火でじっくりと温めるように火を入れ、最後に表面に紙1枚分の壁を作って仕上がり。
この火入れを実践できれば、今まで食べていたシャトーブリアンとは違った顔を知る事ができるのではないだろうか。


中火でこまめに火の当たる面を変えながら挑むのがハラミ。
甘めのタレとも相性良し。

シャトーブリアンを使った贅沢なビフカツは、見事な揚げ具合。
口の中で解けた肉繊維は衣と相まって絶妙な旨みを教えてくれる。

ブロックのような中落ちは表面をしっかりと焼き上げる。


最後のホルモン盛合わせはミノ、コプチャン、シマチョウ、ギアラ。
それぞれの食感の違いを味わいつつ、脂の甘みや噛み締める毎に感じる味わいに心躍る。

肉好きの集まりがある場合には、肉焼き依頼お待ちしています。
メールでぜひどうぞ(笑)