No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2013年12月2日 よろにく

何度か一緒に焼肉を食べに行っている某焼肉屋さんと勉強会。
今回の会場は某焼肉屋さんのご希望で"よろにく"。
"よろにく"のお任せは真似できるものではないが、色々なヒントが散りばめられているので、きっと何かを得たのではと思う。
シルクロースの炙り かぶら蒸し乗せ
出鼻でいきなりストレートを食らった。
まろやかなかぶら蒸しがシルクロースをふんわりと包み込み、素材の味を見事に引き出している。
満足度 4

センマイ刺し
非常にコリコリとした食感が強いセンマイで、キツ過ぎない酢がうまくまとめてくれる。
最も好きなセンマイ刺しのタイプだ。
満足度 4

つくね
もちろん鶏のつくねではなく、牛ヒレのつくねだ。
食感は想像以上に柔らかいのだが、サイズが大きすぎないので、表面の焼き固められた食感が良いアクセントになっている。
誰も思いつかないようなつくねだが、ハンバーグにするより数段食べやすい。
満足度 5



タン元
薄切りで開かれた"よろにく"カットのタン元。
滑らかさとサクサク感の両方を味わえ、タン元自体の質を証明するかのような旨みがある。
満足度 5

ウワミスジ
一見地味な部位だが、このウワミスジを笑う者はこのウワミスジに泣くだろう。
とにかく鼻に抜ける豊かな香りに、奥歯を伝って広がる肉汁には濃厚な旨みと優しい甘みが溶け込んでいる。
満足度 5+

ランプ
見た目は筋っぽく見えるが、食べてみると全く筋っぽさを感じさせない。
とにかくコクがある。
満足度 4

シャトーブリアン
最近は薄切りタレのシャトーブリアンが続いているが、旨いものは旨いのである。
決してタレに負けない旨いのあるシャトーブリアンだからこそ成り立つ食べ方。
満足度 5

ミノ
ミル貝を彷彿させる食感に仕上げる見事なカット。
縮む直前に裏返すべし。
満足度 4

コプチャン
柚子胡椒で下味がつけられており、すだちを数滴たらしてさっぱりといただく。
コプチャンと柚子胡椒のマッチングはなんとも素晴らしく、ホルモン専門店ではなかなか食べれないクオリティ。
満足度 5

和風タンシチュー
定番のこってりとしたタンシチューではなく、さっぱりととした優しい味わいに仕上がっている。
たっぷりと乗せられた九条ネギと柔らかなタンの組み合わせも抜群。
満足度 4


肩バラとシルクロース とろろ出汁
脂のある肩バラとシルクロースを若干香ばしく焼き上げ、とろろ出汁と一緒に食べる。
芦屋の某店を彷彿させる食べ方だが、脂の強さがさっぱりとしつつ、とろろ出汁の旨さを互いに高めあっている。
満足度 4



サーロイン
"よろにく"の定番のサーロインだが、これはポン酢ではなく先程のとろろ出汁で食べてみたくなった。
予想通りとろろ出汁は厚切りがベストマリアージュ
『和』の焼肉の頂点。
満足度 5


コプチャンのみぞれ鍋
〆はコプチャンのみぞれ鍋で、今回は終始『和』を意識したようなメニューが続いたが、それを締めくくるにはもってこいの1品。
深みのある出汁を楽しみつつ、コプチャンの旨さを頬を緩ませる。
満足度 4


最高すぎて思い残すこと無し。