No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年3月14日 虎の穴


東京でハラミを語る上で欠かせないのが"虎の穴"。
店主である辛さんが焼肉に命をかけて向かい合い、行き着いた部位がハラミだ。
とにかく"虎の穴"のハラミの旨さは規格外。
何が他と違うのか!?
もはや辛さんの情熱以外、理由が分からない。
ちなみに"虎の穴"は私の知っている焼肉屋さんの中でも断トツで野菜が旨い。
私がサラダを食べたくなる唯一の焼肉屋さんだ。
"虎の穴"行ったのであれば、そんなハラミや野菜を余すところなく食べることができるお任せが一番のオススメ。
ちなみに私は辛さん以上のホルモンの焼き手を知らないのだが、運が良ければ全てのお肉を辛さんが焼いてくれることもあるだろう。
コブクロ刺し
普段見かけるコブクロと比べると圧倒的に太い。
これはあえて経産を使用しているから。
ちょい辛めで深みのある味付けがコブクロの旨さを引き立てる。
満足度 4

ツラミ刺し
筋は強めに火を入れてこそ甘みが立つと思っているのだが、このツラミの甘さはそんな考えを吹き飛ばすレベル。
満足度 4

ポッサムチョッサム
これは最高のツマミですな。
ウーロン茶のツマミですが、、、
満足度 4


筋煮込み
トロトロで甘みの詰まった筋の旨さに驚いたが、その出汁を飲んで身体に衝撃が走る。
滋味深くコクと甘みが織り成す芸術品だ。
この筋煮込みと白米があれば満足できるレベル。
満足度 5

ハチノス
実はこのハチノス、筋煮込みに入れるために準備されていたらしいが、イマイチだったという理由で筋煮込みには入ってなかった。
それをお願いして食べさせてもらったのだが、今まで食べてきたハチノスとは雲泥の差と思える最高の食感。
こんな旨いハチノスは初めて食べたんだが。。。
これで辛さんが満足いくレベルだとどうなってしまうのだろうか!?
満足度 4

筋レバ焼き
あえて筋の食感を楽しむメニュー。
レバの甘みがちょっと弱く、ニンニクに負けてしまっている。
満足度 3

レバ焼き
滑らかな舌触りで、こちらは甘みもしっかりとしている。
満足度 4

ハラミ
一番分厚いところからちょいずれた部分を塊で。
虎の穴で塊は初めてだが、肉々しい旨みがダイレクトに伝わる。
満足度 4


ハラミ特塩
"虎の穴"のハラミ伝説はこの特塩から始まったのではないだろうか。
圧巻の分厚いハラミにじっくりと火を入れ、ハラミが持っている旨みの全てを出していく。
奥歯で引き千切ると、肉汁が脳まで届き、身体中の細胞が熱くなる。
満足度 5

シマチョウ(塩)
脂は付いているが、いたって控えめな付き具合で、皮の旨さを味わう為の計算がうかがえる。
そして歯切れの皮の旨さは格別。
満足度 4

センマイ(塩)
若干水っぽさがあるが、コリコリの食感で旨い。
満足度 3

コブクロ(塩)
刺しでも食べたコブクロは、火を入れることで独特の弾けるような食感が生まれる。
満足度 4

シビレ
脂の多いシビレはカリッカリに焼き上げる。
これにみじん切りの玉ねぎとバルサミコ酢をかけて食べるのだが、シビレとバルサミコ酢の相性の良さには驚くほかない。
甘みをきゅっと抑え、コクと風味を一段を引き立てる組み合わせ。
満足度 5

シマチョウ(醤油タレ)
塩で旨かったシマチョウだが、醤油タレでは皮の旨さがさらに旨さが引き立つ。
満足度 4

ヤン(醤油タレ)
歯を立てると歯が身の中に入り込んでいくその食感は、まるで鮑を食べているよう。
類稀な食感と上品な味わいは他のホルモンでは味わえない。
満足度 4

アカセン(タレ)
巷で出会うよなぐちゅぐちゅの赤線とは別物で、実にサクサクとした歯切れで旨い。
満足度 4

レバ(タレ)
絶妙なタレの塩梅がレバの甘みをより引き立ててくれている。
焼いてこそ味わえる旨さ。
満足度 4

コプチャン(タレ)
ふんわりとした脂の儚さを感じる。
ここまで繊細なコプチャンにはなかなかお目にかかれない。
満足度 4

ハラミ
所謂ダメ人間セット。
我慢できずにハラミをお代わりして、炭水化物制限を無視してご飯もお代わり。
魔性の旨さです。
満足度 5