No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年3月29日 焼肉屋さんのしみず


3月の肉の日。
前日は葉山に宿泊していた関係で、普段家族を連れて行き難い"しみず"へ。
平日は問題ないのだが、千葉在住の身としては休日に不動前はちょっと行き難いのだ。
厚切り上タン
分厚い。
とにかく分厚い。
一昔前にジムで加圧トレーニングがはやっていたが、ここまでくると過圧トレーニングですな。
これだけのタン元を焼くのは緊張するが、仮に完璧に焼き上げられたのならば昇天するほどの衝撃を受けることは間違いない。
その厚さを忘れてしまうほど、心地よく前歯がタンに入り込み、そしてザクザクと奥歯で噛むほどに純度の高い旨みが溢れる。
満足度 5

厚切り上ハラミ
先ほどのタン元もそうだが、無造作にテーブルに置かれるこのハラミのレベルには正直驚きを隠せない。
躍動感すら感じる見事な肉繊維は肉々しい食感に溢れ、雑味を一切感じさせない肉汁は濃厚そのもの。
満足度 5

ウワミスジ(5種盛り)
ミスジ程の柔らかさはないのだが、噛み締める毎に溢れ出てくる旨みはミスジ以上。
もっと厚切りでも食べてみたい旨さ。
満足度 4

ミスジ(5種盛り)
鼻に抜ける香りと上品な食感が秀逸。
これこそがミスジの良さかな。
旨みもなかなか。
満足度 4

肩ロース(5種盛り)
順番的にクリを食べようかと思いつつ、ここでサシの入った肩ロースをチョイス。
肩ロースと言っているが、実際は綺麗に掃除された芯部分のみ。
繊細すぎるほどの食感だが、そこを奥歯で噛み締めた瞬間に強烈な甘みに襲われる。
甘みの次は優しい旨みがじんわりと。
満足度 5

クリ(5種盛り)
鉄分を感じさせる若干の酸味と深みのある味わいの融合。
肩ロースのインパクトに決して負けていない。
満足度 4

ザブトン(5種盛り)
サシの甘みを存分に楽しめる部位。
タレが脂の重さを感じさせない。
満足度 4

切り落とし
子供用にお願いした切り落としを味見させてもらったが、これは贅沢過ぎるレベル。
切り落としとしては"七厘"に並べ程ではないだろうか。
満足度 4