No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

河童


店構えから予想はしていたが、店内に入るとそこはまさに昭和の焼肉屋さん。
BGMは演歌が流れ、古びた張り紙が所狭しと張られている。
小柄な店主は一見強面のように見えたが、すぐに人懐っこい笑顔で迎えてくれた。
焼きに対するこだわりの強さから、"河童"独自の焼き指導が頻繁に入る。
残念ながら声のボリュームが少し低いのと、BGMの演歌のせいでほとんど聞き取ることができなかった。。。
生タン
兎にも角にもパンチが強い味付け。
かなり細かくカットされたタンの存在を完全否定するかのような勢いだ。
だが、お店も雰囲気や店主の仕事振りを見ていると、不思議とこれも悪くないと思ってしまう。
焼肉屋さんとは不思議なものだ。
満足度 3
特上ハラミ
店主が無造作にまな板に乗せたのは眩いばかりの生ハラミ。
そこから大胆に1皿分をカットしてくれる。
程よくサシの入った上物だ。
肉汁もそこから放たれる旨みも文句なし。
満足度 4
てっちゃん
"河童"の名物と言われるてっちゃん。
店主の指導を受けながらじっくりと焼き上げる。
脂をほとんど残さないてっちゃんで、皮の歯切れもイマイチ。
だが、どこか懐かしさを感じる味付けにノスタルジックな気分にさせられる。
これも旨いと思う。
満足度 3
焼き終わると、何故か無性に幸せな気分になれる不思議なお店。
唯一残念だったのは、素手で鉄板を取り替えるという店主の神業が見れなかったことだけだろうか。