No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2014年10月3日 和牛食堂 まるに

店内に無数に置かれた真っ赤なドラム缶。
そのドラム缶に設置されたロースターを囲み、立ち飲み立ち食いで焼肉を楽しむことが出来る。
経営母体は駒沢の”芝浦”というのが納得できる品質で人気店となっていた”まるに”が同じ新橋付近で移転したと聞き、”芝浦”の藤枝さんと親しい方に連れて行っていただいた。
移転先の店内は奥に深い造りで、残念ながらドラム缶は姿を消していたが、居酒屋の居抜きであろうか、堅苦しさのない落ち着いた雰囲気がある。
この日は藤枝さん自らが包丁を握る藤枝スペシャルを堪能。
まずはカメノコと納豆、そして肉豆腐から始まる。
カメノコには火を入れるが、カメノコと納豆の相性は抜群で旨みが重なり合う。


続いて最初の盛合わせ。
先ほどユッケっぽいカットで食べたカメノコはローストビーフ風に。
レバ、シンシン、テール、ハラミは自分で焼いていただく。
どれも旨いが、特にシンシンは肉に甘みがあって滑らかな舌触り。


サラダはひき肉にパクチー

ここからはカットも大振りになり、タンの盛合わせへ。
タン元、タン先、タン筋の3種の神器。
それぞれの部位の特徴を見極め、食べやすいカットが施されているが、こういったところが良いお店とそうでないお店の差かな。
小さいようで非常に大きな差。

塩ダレは続いて、今度はタン以外のサガリ、マルチョウ、豚バラ、シマチョウ、サーロイン、ミノサンド、カメノコといった具合に多種多様な盛合わせでテンションが上がる。
サーロインは尾崎牛ということだったが、熟成香がかなり強く立っている。
逆にカメノコはスーと肉の味が広がる優しい旨さ。



遂にやってきた。
楽しみにしてたタレの盛合わせは友三角、シンシン、メガネ、ギアラ。
醤油が効いたタレにメガネの肉々しい味わいが良くあう。

〆はラーメン餃子セット。
餃子は牛肉餃子で、一口食べると牛肉特有の香りと旨みが溢れ出す。
そしてラーメンも完成度高い。


肉は旨い、値段も安い、そして居心地がいい。
こんなお店が流行らないわけがない。
混みあう前に再訪が必要。