No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年1月13日 ワカヌイ WAKANUI GRILL DINING TOKYO


ニュージーランド産の牛肉やラム肉の輸入を手掛ける食肉会社直営のレストラン。
牛肉は真空パックで輸入されたものを店内で開封し、ドライエイジングさせているとのこと。
入り口を入ると目に飛び込んでくるガラス張りの熟成庫には、注文を待つ牛肉が所狭しと並んでいる。
看板メニューは約1kgあるオーシャンビーフの骨付きリブアイのグリル。
炭火で焼き上げられ運ばれてくる肉塊の迫力は他に類をみない。
1kgという大きさにもかかわらず、中は綺麗なピンク色で、表面が焦げつくこともなく、実に繊細に火入れがされている。

黒毛和牛のような香りと味わいの膨らみはないが、サシが少なくダイレクトに赤身の肉々しい旨みが広がる。
熟成香も軽めで、個人的には食べやすく感じる。
今まで食べた輸入牛肉の中ではダントツの旨さではないだろうか。


牧草牛フィレもなかなか繊細な火入れ。
ただ、輸入牛のヒレにありがちなパサパサ感があり、黒毛和牛のジューシーなヒレを食べ慣れている身には物足りない。
ヒレに関しては、黒毛和牛以外で満足いくものに出会うのは相当難しいなぁ。


約1kgあるリブアイを皆でワイワイ食べれば、その迫力と旨さに満足することだろう。
世の中には1人でこのリブアイを食べきる猛者もいるようだが。。。