No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年5月26日 焼肉酒家 傳々

かつて“傳々”で働いていたことのある某焼肉屋さんのご要望で、僭越ながら”傳々”をアテンドしました。
なんとなく社員に厳しいイメージのある高矢さんですが、数年ぶりに会う某焼肉屋さんにも笑顔で接し「高矢さんって実は良い人なのね」と気づかされました(笑)
そして、やはり高矢さんスペシャルは違う。
以前に比べてメディアへの露出かなり減ったが、旨いものは旨い。
調理長の確かな技術に、高矢さんのセンスが加わる完成品は目で見て楽しめ、食べて喜びが湧き上がる。
刺身盛合せ
仕入れルートの違う正肉とホルモン。
両方がしっかりしたお店は意外に少ないが、”傳々”はその1つ。
絶対的な信頼関係により仕入れられる鮮度抜群のホルモンは臭みの欠片もなく、すっきりとした旨みと食感が活きている。
タレがかなり甘みタンユッケも、タン1本1本が恐ろしく太く、タン自体の甘みもしっかりと感じることが出来る。
満足度 4

塩系盛り合わせ
タンの根元の部分、サシが入った肉厚なハラミ、そしてシャトーブリアンという贅の極み。
牛の出荷頭数が激減している中で、これだけのタンやハラミを毎回準備できる仕入れ力はやはり凄い。
高級店でありがちなシャトーブリアンは、あまりに注文が稀な為に熟成を通り越して腐敗に向かっていたり、冷凍バリバリだったりするものだが、やはり”傳々”は安定感のあるレベルで流石。
満足度 5




塩系ホルモン
個人的に”傳々”に通い出してから今までずっと食べ続け、ずっと好きなメニュー。
それが上ミノとシマチョウ。
この味付けやカットに高矢さんのセンスが光っている。
満足度 4



タレ系盛り合わせ
サシの入ったサーロインにミスジ、ウデといった盛り合わせ。
サシの入り具合や食感、香りに至るまで、それぞれ違った部位を合わせてくれている。
肉らしい味の濃さで言えばウデがやはり頭一つ抜きんでている。
一口食べた瞬間に脳まで響くインパクトで言えば厚切りのサーロイン。
バランスや食感で言えばミスジ
満足度 4




すき焼き
なんと薄切りのサーロインですき焼き。
厚切りとは違った食感に、旨みや脂の印象も全く違う。
満足度 4

タレ系ホルモン
ミノサンド、レバ、ツラミといった内容。
味噌ベースのホルモンダレが個人的に好きなのだが、これに最もビシッとハマるのがレバ。
レバの甘みとタレの塩梅が何とも言えない快感を生み出す。
満足度 4

最後は辛過ぎるカレーに冷麺、そしてフルーツ盛り合わせにアイスコーヒーでフィニッシュ。
大満足でご馳走様でした。