No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年5月28日 よろにく


"よろにく"”は他の焼肉屋さんと何が違うのか!?
肉への拘りは間違いない。
長期肥育された雌牛の中から更に厳選された上物。
素材を活かすカットや味付けも間違いない。
部位ごとの特徴に合わせたカットに、素材を殺さない味付け。
こういったベースとなる焼肉の水準がトップレベルなのに加えて、ジャンルにとらわれない肉創作料理の数々も大きな魅力だ。
そして、全ての料理に共通していることは完成度の高さ。
一切の妥協を許さないオーナー・VANNEさんの拘りが随所に表れている。
そしてその真骨頂を感じることができるのがお任せコース。
この日のお任せコースも身震いするほど素晴らしく、"よろにく"が存在するという事実にただただ感謝するしかなかった。
無花果のシルクロースしゃぶしゃぶ巻き
シルクロースと無花果の甘みが驚くほどぴったりで、ゴマダレの味の引き締め具合も抜群。
満足度 5

漬けハラミの炙り寿司
ハラミは食感が強すぎることはなく、旨くバランスを保っていて、漬けにすることでご飯との一体感が増しているように感じる。
満足度 4


ヒレ炙り
しっとりとしていて、舌の上で旨みが転がるように広がる。
繊細すぎる食感に言葉を失う。
満足度 5

レバのサラダ仕立て
レバを使った創作料理だが、奇をてらうわけではなく、食感の妙を楽しませてくれる。
満足度 4

レバペーストのカナッペ
レバ特有の臭いがあるが、良い意味で程よい。
満足度 4

ハツ
むっちりとした食感に、鉄分の微妙な酸味が加わり、見事な旨みを引き立てる。
満足度 4


タン元(薄切り)
タン元2種類の食べ比べで、薄切りは昆布塩と。
薄切りとは思えないほどジューシーで、インパクトのある肉汁を昆布塩が絶妙に受け止める。
満足度 4



タン元(厚切り)
厚切りは慎重に火をいれる。
カリッとした表面に前歯が入れば、ザクッとした歯切れ。
むっちりとした肉片を奥歯で噛みしめれば、ダムの決壊のように旨みだけが溢れ出る。
満足度 5



シンシン
甘めのタレで揉まれているが、肉の味はしっかりと負けていない。
繊細な様でインパクトの強いシンシン。
満足度 5

ツチノコ
抜群の柔らかさで、歯で噛みしめることができないほど。
食感も旨みの一つの要素。
満足度 4

ランプ
厚切りのランプはステーキのように仕上げる。
肉の味が強いのはもちろんだが、味そのもののレベルが非常に高い。
満足度 5


シャトーブリアン
薄切りのシャトーブリアンはフォアグラ、サマートリフと一緒に。
単に高級食材を足しているだけでなく、しっかりとバランスが取れていて、サマートリフの香りが鼻に抜けるだけでなく、肉の旨みと一緒に脳に響いてくる。
満足度 5+








ミノ
貝類の様な食感のミノで小休止。
満足度 4

シルクロース
定番のシルクロースは、これも定番の1口ご飯と一緒に。
あっという間に溶け出す脂に、繊細で旨みのしっかりしたシルクロースがご飯と出会うと最強の焼肉が完成する。
満足度 5

シルクロース蒸籠蒸し
野菜の食感との旨みの効いた水分が、シルクロースの旨みを手助けしてくれる。
ゴマダレとの相性も完璧。
満足度 5





シャトブリドッグ
某コーヒーチェーン店の袋に入って登場したのがシャトブリドッグ。
要はシャトーブリアンのカツを使ったホットドッグだ。
その演出だけでも十分驚きだが、1口食べると計算し尽くされたパンと肉の組み合わせの妙を思い知る。
満足度 5+




これ以上はないと確信してしまうVANNEさんの世界。
いや、この世界は何処まで行ってしまうのか。
とにかく必死に通い続けるしかないのだ。