No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年6月19日 芝浦 赤坂別邸

オープンして間もない”芝浦”の新店舗である赤坂別邸にて、Beef-Lab.comのミーティングを実施。
作成予定のオリジナルTシャツの話を中心に、やはり所長との肉談義は気持ちが高ぶる。
赤坂駅から徒歩2分程度だろうか、”みすじ”や”おやじのおとうと”といった有名店が並ぶみすじ通りに”芝浦”はある。
知らないお店は見つけにくい赤坂付近でありながら、おしゃれな外観は見つけやすい。
店内はゆったりとしていて、もちろんおしゃれ。
それでいて、メニューを見ると何とも手頃な値段のメニューが多く、コースは一番安い2,900円の肉コースから10,000円の酒池肉林コースまで幅広いのも嬉しい。
今回はあえて一番安い肉コースを試してみる。
日によって内容は違うようだが、この日はタン、ツラミ、ヒレ、トモサンカク、カメノコ、リブキャップ、メガネ、カルビ、芝浦ロースの9種。
タン(肉コース)
タンは先の方だが、コリコリとした食感が心地良い。
タンが安いお店は臭みが気になることが多いが、”芝浦”に限ってはそんな事とは無縁。

ツラミ(肉コース)
薄切りで甘みがしっかりと感じられる。

ヒレ(肉コース)
フィレミニヨンの部分で、ヒレらしい柔らかさに富んでいる。
若干熟成感も強い。

トモサンカク(肉コース)
一般的な薄切りよりもわずかに厚みがあり、ふんわりとした食感。
肉の旨みも強くジューシー。

カメノコ(肉コース)
肉の味は強くないが、しっとりとした食感で及第点。

リブキャップ(肉コース)
硬めの部位だが、薄切りにすることで食べやすくなっている。

メガネ(肉コース)
見た目は良くないが、繊維質を感じさせる食感は肉々しく、あっさしとした旨さ。

カルビ(肉コース)
赤身系が続く中でカルビが終盤に入るのはニクイ演出。
単品で食べても旨いカルビだが、このタイミングだと2ランク位旨く感じる。

芝浦ロース(肉コース)
最後はあっさりと締めくくる芝浦ロース。

厚切りハラミ
肉コース以外でオーダーしたのが厚切りハラミ。
残念ながらハラミらしい肉の味はほとんど感じられず、脂の重さが口に残る。
仕入れの難しい部位故、タイミングが少し悪かったようだ。

お試し気分で一番下の肉コースをオーダーしたが、値段を考えるとその中身は非常にお得感満載ではないだろうか。
ヒレまで混じるような赤身が主体で、コース終盤には脂の乗ったカルビまで。
計算し尽くされた流れも非常に素晴らしい。
次回は一番上の酒池肉林コースにチャレンジしたくなってしまった。