No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年11月29日 焼肉 しみず

肉好きにとって特別な日。
毎月29日(2月は9日も)は「肉の日」。
その中でも8月29日「焼肉の日」と並んで特別なのが11月29日「いい肉の日」だろう。
レア度で言えば2月29日の「閏肉の日」に及ばないまでも、年にたった1度の儚さも手伝い、なんとなく特別感がある。
ちなみに私の母親の誕生日は「いい肉の日」。

分厚過ぎる究極のタンは利益度外視の禁断のメニュー。
品質、価格ともにこれ以上のタンはないな。


“しみず”のハラミもサガリを食べずして横隔膜を語るなかれ。
シンプルに塩だけで食べれば、常軌を逸したレベルだと分かるはず。


正肉は圧倒的に5種盛りがオススメ。
この日は田村牛であったが、霜降りから赤身までバランスよく盛り合わせにしてくれる。
以前はタレが強すぎるきらいがあったが、最近はまろやかに肉に味を引き立てるタレに変貌してきている。






正肉だけでなく、ホルモンを味付けを試行錯誤しているようで、如何に素材の味わいを引き立てるか、常に研究を怠っていない。

普通に食べれば7000円から8000円ほどでお釣りが十分にくる。
食べ方を工夫すれば5000円でも収まる。
これだけ最高の田村牛を堪能してもだ。
“しみず”という焼肉屋さんがある不動前駅は、目黒駅から1駅山手線の外に出るだけで巡り合える肉好きのユートピアだ。