No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2015年12月10日 ジャンボ 篠崎本店

焼肉部とか肉部といった肉好きの集まりは沢山あると思うのだが、その中のいくつかに呼んでいただく機会がたまにある。
今回はいつもお世話になっている肉部(お医者さんの集まり)の方々の忘年会に混ぜていただいた。
場所は聖地”ジャンボ”の篠崎本店。
平日の会社帰りに都営新宿線で篠崎まで向かい、そこからバスに乗り込み本店を目指す。
それにしても車じゃないと本当に不便な場所だ。
しかし、こんな場所であっても連日肉好きが押し寄せる人気ぶりは、焼肉界の巨人であるマスターの凄さそのものだろう。
そしてこの日のマスターはノリに乗っていた。
食べる前からいつも以上に冴える口上。
初っ端の上タンから「これはシャバいよー!」が飛び出したが、確かにその色艶や厚さはシャバいw
網ではなくスリット入りの鉄板で焼くことで、表面は独特の食感が生れ、むっちりとした内部とのコントラストが映える。





あり得ないことだが2皿連続の「シャバいよ!」を引き出したのが海鮮牛皿
桜えびをたっぷり出汁に使い、牛肉と絶妙なハーモニーを作り出している。


そしてハツ、野原焼き、シンシンとマスター渾身の口上と焼きに肉部全員が興奮のるつぼと化した。






厨房から運ばれてきたブロックのままのランプ。
店員さんよりお「厚さを決めて良い」ということだったが、マスターの一存で厚さは決定w
しかしこれが絶妙。
肉と鉄板の特性を知り尽くしたマスターには任せるのが正解。



細かなサシの入ったイチボはサッと炙っただけでご飯に乗せてくれる。
マスター曰く「この食べ方が一番旨いねん!」
我々に出来ることは、そのイチボの旨さをマスターに伝えることのみ。

イチボの次はサガリ
食感のコントラストも完璧だ。


現在マスターが開発中なのが海鮮炊き込みご飯。
桜えびの旨みがお米をコーティングしている。
ちなみにご飯の上に乗せる物で現在悩み中とのことで、我々はご飯のみ。。。



昔から”ジャンボ”の人気メニューだった和牛ハンバーグはプレミアム和牛ハンバーグとして進化している。
肉汁が溢れるふわふわのハンバーグで、ソースも異常に旨い。


〆はカツ丼。
“ジャンボ”らしい味付けのタレがあるからこその完成度。
ご飯が止まらなくなる。


本来であればここで打ち止めなのだろうが、何故か肉を追加する肉部の方々。
カイノミや特選ロースであるヒレまで平らげ、最後はカレーライス、オムライスに冷麺で忘年会終了。



焼肉界の巨人の繰り出すお任せコースによる贅沢な忘年会。
新年の予約、マスターへの挨拶でこの日の最高な時間は〆られた。