No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年6月27日 よろにく

オープン当初から”日山”を通じて、長期肥育の雌牛ばかりを扱ってきた”よろにく”だが、最近はスポットで純但馬血統も入荷している。
特にこの日はタンは但馬の黒タン、シンシンは滋賀の岡崎さんが肥育した月齢40か月の純但馬血統の近江牛
銀座の高級ステーキ屋でもこのクラスの牛肉を仕入れているお店はほとんどない。
それにプラスして、肉割烹を彷彿させる”よろにく”独自の様々な肉料理には痺れる。
肉素麺
炙ったフィレミニヨンを使った肉素麺には山芋とキャビアが添えられている。
どの食材も決して出すぎず、主役であるフィレミニヨンを引き立ている。
満足度 4


真鯛とイチボの手巻き
一見合わなそうな牛肉と魚という組み合わせだが、海苔とご飯の中で2つの食材が実に仲良くしている。
イチボの甘みに寄り添う真鯛が舌の上で飛び跳ねる。
満足度 5


シンシン
岡崎さんの純但馬血統の近江牛
もちろん雌。
厚切りにじっくりと火を入れれば、無尽蔵に旨みを吹き出す最高のステーキと化す。
満足度 5


タン元
東京では”イデア”位でしか食べたことのない但馬の黒タンを薄切りと厚切りの2種類で食べ比べ。
滑らかさ、香り、肌理の細かさ、それら全てが普段食べている黒タンとはちょっと違う。
満足度 5



シンシン
先程と同じシンシンを薄切りで。
薄切りでも全く旨みは衰えない。
満足度 4



ツチノコ
定番となっているメニューでテートの部分を薄切りタレで。
満足度 4

シンシンの炙りユッケ
あのシンシンを炙りユッケにしてパンに乗せ、山ほどトリュフをかけて食べる。
爆発的なトリュフのインパクトにシンシンは主役に慣れないが、それでも問答無用で信じられない程旨いメニュー。
満足度 5







シャトーブリアン
繊細な肉繊維を折りたたむことで極上のフワフワ感が楽しめる。
満足度 4


ミノ
正肉にはない食感で変化を付ける。
満足度 4

シルクロース
赤身を残す程度にさっと炙り、一口ご飯と一緒に。
満足度 4


カイノミのトウモロコシ揚げ
繊細な繊維質を残したカイノミと甘みの強いトウモロコシの組み合わせ。
揚げることでより一体感が増している。
満足度 4

ヒレカツ
最近はヒレカツを出すお店が増えたが、やはり”よろにく”のヒレカツは別格。
断面はこれ以上ない美しさで、低温でじっくり熱を伝えることで完成する芸術品。
“よろにく”発祥のヒレカツの火入れは、”かわむら”のヒレステーキに通じる。
満足度 5



サーロイン
"よろにく"オープン当初に定番だった柵切りのサーロイン。
上品でありながら甘みのある脂が旨い。
満足度 4



ザブトンすき焼き
“よろにく”のすき焼きでは、ザブトンは味ではなく食感を楽しむもの。
それほどまでにザブトンの上に削られたトリュフのインパクトが強い。
そして抜群に旨い。
満足度 5


ヒレ天素
考えられないほど贅沢な素麺。
ヒレ天は肉繊維がほどけ、あっさりと旨みを広げる。
満足度 5

とにかく圧倒的。
やはり最強は南青山にある。