No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2016年12月5日 よろにく

珍しくお仕事関係で焼肉。
最近は肉好きの人か食肉関係者と焼く機会がほとんどでお仕事関係での焼肉は本当に久しぶり。
和牛を食べ込んだマニアほど唸るのが”よろにく”だけど、マニアじゃない普通の人を感動させてくれるのも”よろにく”。
とにかく隙がない。
生肉が出せなくなってからの前菜も、生肉に勝るとも劣らないメニューが並ぶ。
この日はゴロゴロとカットされたローストビーフをユッケ風にアレンジ。
最高の雌牛のフィレミニヨンはほんのりと炙ってあり、甘みが舌の上で踊る。
センマイはピリ辛の味付けでシャキシャキの食感を残し、他2品との食感の多彩性を楽しめる。




タンは薄切りを2種類。
肉の繊維に対して垂直にカットしたものと水平にカットしたもの。



タレの焼き物はランプとツチノコ
しっかりとした旨みが感じられるランプは、しみじみと旨さに酔いしれる。
あっさりとしていて柔らかなツチノコは万人受けする素晴らしさ。


塊のカイノミはヒレにくっついている最上級部分。
肉繊維の存在感を程よく感じる食感で、奥歯から歯茎に旨みのジュースが伝わる。



定番のシャトーブリアンとシルクロースは何度食べてもそのクオリティの高さに唸る。




薄切りのミノはシャトーブリアンとシルクロースのお供。

すき焼きとしゃぶしゃぶを融合させたのがすきしゃぶ。




最後は白トリュフをふんだんに削ったザブトン。
やはり、この白トリュフの旨さは段違い。
悔しいが、肉が脇役になっても文句が言えない。




最後の最後まで非の打ちどころがない。
何度食べても、何を食べても、とにかく旨い。
“よろにく”があったからこそ、脇目も振らずここまで和牛にのめり込むことが出来た。
このまま”よろにく”の進化に置いてかれないようにしなくては。