No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2017年9月28日 焼肉 和田


武蔵小山の駅から徒歩5分程度。
駅前の活気が少しなくなった辺りにある清水湯という銭湯が目印になる。
清水湯から1軒挟んだところにあるのが、知る人ぞ知る名店”和田”。
昔は写真も撮れたのだが、いつの間にか写真撮影禁止に。
昔から通っている常連さんを大事にするからこそのルールなのだろう。
注文は、怒ると怖いが普段は笑顔が素敵なお母さんの問いかけに「それお願いします!」と答えるだけでいい。
そうすれば、まずはぷりぷりのレバが目の前に運ばれてくる。
ちまちま1枚や2枚食べて終わりなんて量じゃなく、ガツガツ焼いては食べ、焼いては食べを繰り返せるほどのボリュームだ。
レバを焼いている途中にすぐタンも運ばれてくるだろう。
芯だけを切り出したような上品なカットではなく、昔ながらの大判のタンだ。
幸運なことに、この日は冷凍じゃない。
“和田”と言えば、ハラミが絶対的にオススメ。
飛び切り極上のハラミが仕入れられた時だけあるのが塩ハラミだが、普段のタレハラミでも卒倒するほど旨い。
ちなみにこの日もタレハラミ。
しかし、残念がるのが失礼に感じるほど旨い。
お母さんが激推しするのがロースしゃぶ。
さっと炙って食べれるということだが、和牛を食べ込んでいるマニアにはそれほど驚きはない。
ただし、旨いことは間違いないので、お母さんに勧められるがままにオーダーすべし。
追加オーダー出来ないメニューがあったり、なかなか網交換してくれなかったり、塩ハラミを食べたいとしつこく言うと怒られたり、色々難しいところがあるお店だが、安くて旨い最高のお店であることは間違いない。
お母さん、ご馳走様でした。