No Meat, No Life.

横浜の魚屋の長男として生まれたが、家業を継がずに肉を焼く日々。

2008年2月10日 ひゃら亭

常に期待を裏切らない店。
これは意外に難しい。
しかも極上Meatを食わせる店ならばなおさらだ。
ひゃら亭はバラツキの少ない店だと思っている。
しかし、昨年末にひゃら亭を訪れた際の上ローストと特上カルビに少々ガッカリした。
ひゃら亭のこのメニューでガッカリしたのは初めてだ。
2007年の焼き納めでの印象が残っており、2008年はなかなか足が向かなかった。
今日が2008年ひゃら亭初焼きである。
予約は開店の17時しか受け付けていないため、いつも通りMeatのみ電話で抑えておく。
当然の行為である。
今日もユッケとミノ刺しで胃袋のウォーミングアップ。
このユッケ、ここよりうまい店があったら教えて欲しい。
サシの入った極上部位が甘いタレにからまっているのだが、赤身の旨さと上品なサシの香りが何とも言えない。

ミノ刺しのコリコリとした食感とニンニク醤油のハーモニーにも一本取られた。
さて焼き物である。
まずは、幻のタン。
事前に抑えておいた一品である。

しかし、、、今までひゃら亭で食べた幻のタンと比較すると、残念ながらレベルが落ちる。
確かに美味しいのだが、ひゃら亭の幻のタンはこんなもんじゃないのである!
逆に上ロースは昨年末の汚名挽回である。
都内の極上レベルの店には敵わないが、期待通りの美味しさである。
今日一番輝いていたのは究極のハラミ。

塊で焼いてハサミで切り分けるのだが、今日の究極のハラミは抜群であった。
ハラミ特有の荒々しい肉繊維という感じではないのだが、溢れてくる旨みが最高。
旨みと一緒に肉繊維がほどけていってしまう。

大満足であった。
まだ完全復活とまでは言えないまでも、2008年ひゃら亭初焼きは大満足であった。
次回、幻のタンの復活を祈りつつお会計を済ませた。