2009年5月21日 金竜山

焼肉界の聖地に足を踏み入れるのは何ヶ月ぶりであろうか。
白金高輪から歩く道のりすら、極上Meatの前の前菜のようなものだ。
久しぶりの金竜山を堪能するべく、レバ刺しも頼まず、いきなり上タンから。
相変わらずの薄切りの大判で登場した上タンだが、味わいは"相変わらず"どころではない。
考えられないほどのジューシーさに我を忘れる。

普段は塩で食べるハラミも、金竜山ではタレがいいだろう。
荒々しさが十分で、ハラミらしいハラミだ。

見事な網目のサシが入った中カルビは、三角バラであろうか。
この甘み十分な中カルビに金竜山のタレが非常にマッチしていて旨い。
この最高のバラとスタミナ苑の特選上カルビを食べ比べてみたいものだ。


上カルビは熟成がしっかりとされている様子。
しっかりとした甘みがあって旨いが、今日は中カルビの方が上かもしれない。

特上カルビははやり最高である。
見た目自体素晴らしいが、味わいはもっと素晴らしい。
口の中で蕩ける食感、ご飯が進んでしょうがない脂の甘み。
カルビと言っても、バラではなくロースであろう特上カルビは全員の顔に満面の笑みをもたらしてくれた。

一番のお楽しみを前にホルモンで気を落ち着かせる。
上ミノとコブクロは、金竜山で必ず頼むメニュー。
どちらも素晴らしい食感で大満足である。

一番のお楽しみは、勿論、特上ロースである。
運ばれてきたお皿の上のMeatを見ても、特上カルビとの違いが分からない人が多いだろう。
だが、食べれば誰でも分かる！
特上ロースの赤身の甘みは、柔らかな身を噛む毎に口いっぱいに広がる。

1周終わった後は、上ミノ、コブクロ、中カルビ、特上ロースをお代わりして、聖地での焼きを大満足して終えた。
流石、よろにく登場前は、黒帯の頂点に君臨していたお店である。
焼肉界の聖地の名に相応しいお店であろう。